ふきちゃん

 

 

 

 

9月26日

 

息を引き取りました

 

 

 

 

 

正確には

息を引き取っていました

 

 

 

 

 

お手伝いの仔猫のお届があり

いつもより2時間弱遅く帰宅したら

 

 

 

 

横たわっていた

ふきちゃん

 

 

 

冷たくなかったから

私の帰りを

待っていたのかもしれません

 

 

 

 

最期を

ひとり寂しく

逝かせてしまいました

 

 

 

 

 

ごめんね

 

 

 

 

 

 

 

9月24日の朝

いつもの半分も食べなくて

様子が違うと感じました

 

 

 

 

そうげつのお届から帰り

 

 

やはり。。。違う

 

 

食べ物を口にせず

 

 

スープなら飲めるかと出してみましたが

ちょっと舐めただけ

 

 

水ばかり飲んで

 

 

 

 

隅っこや

 

 

冷たい場所で

 

 

横になる

 

 

 

 

 

 

 

ふきちゃん

血液検査は異常なしでしたから

 

 

きっと

お迎えが来ると

分かっていたのかもしれません

 

骨格はしっかりがっちり体形

 

でも

 

抱くと軽かった

 

 

 

 

 

 

 

我が家に来て  7カ月

 

 

 

私には どの子にも

充分に向き合ってあげる時間がなく

 

 

 

それは ふきちゃんも同じでしたが

 

 

ブラッシングが大好きだったので

 

 

 

その時だけは

ゆっくり会話しながら

時間を共にしていました

 

 

 

 

点滴も投薬もなく

 

 

 

 

普通に食べて

普通にお昼寝して

狭いながらも保護猫スペースで

完全フリーで

過ごした7か月

 

 

 

 

 

ふきちゃんを公園に置き去りにした飼主は

ふきちゃんを思い出すことがあるのかな

 

 

 

 

ふきちゃんは

息を引き取り

傍で泣いているのが

私ではなく

長年一緒に暮らした

家族だったはずの

飼主でないことが

寂しかったのでは?

 

そう思うと

可哀想で申し訳なくて

悲しさと寂しさと怒りが

こみ上げました

 

 

大好きな人(飼主)に

裏切られても

とても人が好きな

かわいいおばあちゃんでした

 

 

 

 

 

ふくねこや里親会にも

参加させていただき

 

 

募集掲載もしてたけど

 

 

 

看取り覚悟で

センターから預かったので

 

 

 

 

ゆっくりと

誰にも気兼ねなく

ふきちゃんらしく

過ごせたら

それでいいんだから

 

 

 

ゆっくりね

 

って言ってたのに

 

 

 

こんなに早く静かに

その時を迎えてしまいました

 

 

 

 

 

 

ふきちゃんは

私の家の子として

 

 

お骨になって

帰ってきています

 

 

 

 

 

生前

 

ふきちゃんを気にかけてくださった方へ

 

 

 

 

 

ふきちゃんに代わり

 

お礼申し上げます

 

 

 

 

 

ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

爪は伸びきって

首輪の跡がくっきりで

髭が切られて

公園に置き去り

 

 

 

 

 何歳だったのか

7か月前のふきちゃんを

知る術がないので

センターの書類通り

 

享年 13歳

 

 

 

ふきちゃん

安らかに 。。。 合掌