あまり相談してくるタイプじゃないけど、ふと、仕事いやだ。ともらしたことがある。
どうしたのかと聞くと最初はあいまいにながしていたけれど、少し話してくれた。
職場の女関係のネチネチがいやとかそんな感じのことかと思っていたら、仕事に対する責任が自分の思う責任と違うと。
正直、働いたことのない私はよくわかなかった。
まだ働いて一年目だから任せられることも違うんじゃないかとも思ったが、このままでは仕事は楽しくないし、自分が成長しないと思う、と言われ、
じゃあ辞めれば?
そしてこっちくれば?
こんな一言が後で大きな事態を招くなんて思ってもなかった。
半分冗談、半分本気だった。
環境を変えて自分を見つめ直すのもいいんじゃない?こっちにきても家賃とかいらないし、一緒にすみたい。
なんていったものだから、しっぺ返しはもちろん自分に…
彼女は真に受けた、そして真剣にかんがえ始めた。
それからも色々言いながらも真面目に働いてはいた。
そしてとうとう、こっちにきたい、と言われ私が馬鹿だったのか嬉しくて後のことなんか考えもせずにいつくる?いつくる?そんなことばっか毎日聞いてた。
一年と半年は働くと言われ、早く時間よすぎろ!
と思ってたら、ついに、
去年の八月。
うちにきた。
嬉しくて嬉しくてたまらなかったし、1人暮らしだったから、帰ってから、
おかえりと言われるのがほんと嬉しかった。
そんなこんなで、同棲の日々。
慣れというものはほんとに怖い。
一緒に暮らすということの、大変さをほんとにわかった。
最初はなんでも物珍しくたのしかった。
けれど、育った環境が違うわけで、洗濯物のたたみ方、料理の味付けの仕方、バスタオルのかけかた、合わない所はたくさんでてくる。
お互いが、わかりあい、あーしよう、こーしようって生活を変えて行けばよかったのかな?
もちろんそうした所もあった。
時にはぶつかることもあったし、私の性格的にいいよいいよって彼女のわがままばかり聞いてたからストレスが溜まってたのかもしれない。
自分でも信じられないけれど、大げんかをしたとき、彼女がぱしっと殴ってきた。
こんなとき、男だったら、はいはいとかわいいくあしらえるんだろう…
同性の弱み?こっちも本気できれた。
手をあげてしまった。
彼女は私を彼氏としてみてるわけで、彼氏から手をあげられるなんて思ってもみなかっただろうし、ショックでたまらなかっただろう…
けど、彼女も私が女だという意識はあるから和解できたし、前みたいにまた仲良く暮らし始めた。
それからも毎日楽しくて仕方なかった。彼女は料理もできるようになったし、掃除、洗濯もしてくれた。
今だからかな?
誰かの花嫁になる修行をうちでさせたのかな?なんて、黒い思いまででてくる。
そして、引越し、今に続く。