今週あったニュースで気になる数字が二つ三つ。


一つはベネッセ教育研究開発センターが今年3月に行った調査結果。

平日は誰と遊ぶ時は誰と一緒が多いですか?との問いに

1位はお母さん 全体の 80.9% 10年前(1995年55.1% +26%)


えっ?30%近い増?これ尋常な増え方じゃないですよね。明らかな変化。

家庭の外部環境がよほど悪化し、家族しか信頼できなくなってきたと言うことなのでしょうか。そんなに安心できない世の中になってしまったの?それとも、積極的に、親が関わる密度を高めているということなのでしょうか。

ベネッセさんのコメントでは、「遊びの質は高まるが、社会性を育てるという面でマイナスがあるかも。」とのことでした。


もう一つは慶応大学が調査た名門大学学生の基礎学力実態。(日経新聞掲載)

小中学校で教える必須問題テストの結果だそうです。

満点率 中国95% 日本45%


ぎゃは!半分にも満たないじゃないですか。圧倒的な負け。高校大学で学ぶことと違って小中学校で学ぶことって読み書きそろばんといった、思考する市からの根源となるものや、自然の摂理を理解することなど、直接生きていくこと生活することに関わることが中心のはず。これが劣っていると言うことは、学力という言葉だけでは済まされない、社会で生きていく力ともいえる根幹の劣化を表すことにはならないでしょうか。


更には、学校より塾の方が教育の質が高いと思っている親が大多数で、学校教師の質についても不満が多いようです。


日本の将来を語るときに、家庭や学校での教育ありかたの問題、どんどん加速する学力低下の問題をなくしては語れなくなりました。ゆとり教育か、それとも詰め込み教育かなどと、問題を矮小化するのではなく、本質的にこの先の日本をどうするべきか、どうしたら日本が他の国に負けない国でいられるのか?のレベルで、この問題に取り組むべきだと思っています。


もうしばらく前になりますが、以前、南青山のお屋敷街を歩いてたとき、あまりに立派で素敵な邸宅の前で思わず足をとめてほれぼれしながら眺めていると、4人組みの小学校高学年と思われる男の子が近づいてきました。彼らは私が羨ましい思いで眺めていた邸宅を見てこう言いました。


「すっげぇ家だなぁ。ここんちの奴よっぽど悪いことしたんだろうな。」「わはははははは!」


何も信じちゃいけないのか。一生懸命やっても結局、いい思いをするのはずるがしこい奴にきまっているのか。素敵なうちがあったら単純にきれだとか、かっこいいとか思わないのか。


子供たちの心はどこへ行くのだろう。そしてわたし達は彼らに何を残すべきなのだろう。

この出来事があった数年前から、ずっと私の中にそういう問いかけが行ったりきたりしています。


大阪から今日は神戸へ行っていました。漸く東京に帰ることができます。今新幹線の中です。

金曜日のこの時間の新幹線は満杯。唯一乗車直前まで空きがあったグリーン車も疲れたお父さんたちでいっぱいです。まだ8時台だというのに起きている人を探す方が難しいくらい。10年以上続いた企業のリストラの後、残った会社員の多くは、労働基準局ってなくなったの?と思うくらい過酷な労働を強いられているようです。


(それにしても、隣のおっさんのいびき!どうにかならないかなあ。私の真面目に考えられる大切な時間。なんとかしてよ!鼻つまんじゃうぞ!)


ただいま、名古屋を通過。あと2時間ほどで久しぶりのおうちです、