また
同じところを
回りそうになる
終わったはずの話が
また動き出す
説明しようとする
わかってもらおうとする
ちゃんと終わらせようとする
その手前で
ふっと
おしまい
と出る
この話しは
もう終わってるよ
そう言うための
おしまい
それは
誰かを止める言葉ではなく
自分の中で
回りはじめたものを
止める言葉
もう追わなくていい
もう説明しなくていい
もう
そこへ戻らなくていい
おしまい
そう置いた瞬間
自分が止まる
自分が止まると
場も止まる
沈黙より
少しだけ輪郭があって
説明より
ずっと静か
おしまい
それは
閉め出す言葉ではなく
自分の場所へ
戻るための言葉
終わらせるのではなく
もう終わっていたことを
思い出すだけ
おしまい
そして
静かに戻る
