終末期鎮静 | まだだ、まだ終わらんよ!

まだだ、まだ終わらんよ!

人は同じ過ちを繰り返す・・・

テレビで配信されていたのですが、なんとも言葉にできないものでした。

ガン患者さんの最期。
家で過ごしたいというものの、どこもかしこも痛い。
寝ても覚めても痛い。

そんな中、医師は患者さんや家族と何度も協議を重ねながら、最後に鎮静剤を投与し、3日くらい目にはおだやかに亡くなります。

家族は生きていてというけど、本人は目が覚めるだけで痛い地獄。
それを生きていてくれとはだれも言えないだろうと思いました。

私自身がそうなったら・・と考えると、やはり同じことを考えたかもしれません。

鎮静剤を投与する前に、家族はこれでもうお父さんと会話できる最後だからね・・といって、お互いにありがとう、ありがとうと言ってました。

何がつらいかって、死ぬということがわかっていて、なおかつさよならを用意される時間があるということでしょうね。
それも意識ある時間で・・・。

亡くなるのは突然であれば、ああすればよかったこうすればよかったと思うことでしょうが、その時間が与えられている。
それはつらいと思います。
でも、何もできないのが余計につらい。

かといって時間だけ引き延ばしても苦しいだけ。
答えは決してないし、ベターな洗濯も見つからない。
そういったどうしようもない状況だからこそ余計に・・・と考えてしまいました。

医師も大変なことだと思いました。
私にはなれません。
それほど重いことは背負うことができません。

とにかく、とても考えさせる番組でした。