今年は、芸能人格付けチェックで社交ダンスが取り上げられましたね。懐かしい気持ちで、TVerで視聴しました。
懐かしいというのは、実は私たちは2020年のお正月の芸能人格付けチェックにBダンサーとして出演させていただいたんです。
ここからは当時の裏話や思い出を紹介します。
この時の撮影は、放送の前年11/17(日)に行われました。そのため、年末SNSなどで格付けで社交ダンスが取り上げられる話題が上がってもトップシークレットで、
『誰が出るんだろうね?』
という話題に、必死で知らないフリをしていました
私たちの時は、最終リハーサルが都内の某所で前日に行われ、朝にスタジオ入りして、昼から段取り確認をし、翌日また朝入りして、昼カメラリハ、夕方から撮影という流れでした
最終リハーサルの前に、出演者の記載された台本をいただき、そこでスケジュールが前日から当日の21:00までビッチリ埋まっていて、スタッフさんが徹夜で2日間の撮影に対応するハードさに驚きました
スタッフの方々が、長時間の待ち時間に合わせて、私たちの食事などに細やかに対応してくださったことで、控室での待ち時間を快適に過ごせました。
自分たちの番が近づくにつれて、いつもの試合とは違った緊張を感じました
何故かというと、本番では三曲ノンストップ連続で踊り休みなく3チームに同じ三種目を披露する為、どのチームにも同じクオリティで披露する必要があったからなんです。
放送では数秒しか映っていませんが、実際には1曲1分連続で3曲✖️3回ノンストップで地味に試合よりキツかった記憶があります
放送では、こんなイジられ方をされました
放送では数秒しか踊っているところが放送されないので、芸能人の方のコメントで『息が上がってなかったカップル』というコメントが今回でも聞かれたのですがを競技をしている人からすると『何故それくらいで息があがるの?』と思いますよね?!
本番は9曲ほぼ連続で踊っているからなんです。
そして、社交ダンスは他の問題と異なり、見て判断してもらう問題だった為、芸能人の方とかなりの至近距離で踊ることから、どう仮面越しにアイコンタクトをして、自分たちの踊りに引き込ませられるか考えながら踊っていました。
踊り終わった後、芸能人の皆さんのノーカットのコメントが聞きたく、急いで控え室に戻り控え室のTVからコメントを聞いていました。
GACKTさんからいただいた当時放送されなかったコメントが、嬉しすぎて、私のダンス人生において『形のない宝物』です
踊り終わり仮面を外したら、私たちの青色の仮面だけが顔中について、2人揃ってアバターもどきになっていたのも今考えるといい思い出です
この撮影後、私たちが最後に控え室を出る状態だったこともあり、徹夜のようなスケジュールで対応されているスタッフの方の仕事が少しでも楽になればと思い、リーダーと控室を掃除してから出たんです。
控え室を出て帰ろうと数歩歩いたところで、スタッフの方が遠くから走ってきて御礼を言われたんです
思わず部屋にカメラがあったのかなというぐらい気づくのが早すぎる反応に驚きましたが、世間の社交ダンスのイメージが良くなって、また違う番組で多くのダンサーが色んな形で呼ばれて注目されたら嬉しいなと思いながらその日は帰りました。
そして今年芸能人格付けチェックが再び社交ダンスを取り上げられ社交ダンスが注目され、評価されることを知った時は、嬉しさが蘇りました
あと私は、当時放送日の正月は変な緊張をしていた記憶があります。
今回出演されたダンサーの方も、ダンス関係ではない視聴者の生の評価が気になったのではないかと思います。
でも、あのフロアの中で、2組とも魅せるパフォーマンスをしていて流石だなと思って見ていました。
また、謙心くんと夏奈実ちゃんのコメントのやり取りが、2人の謙虚な素が出ているなーなんて思って見てました
二組とも踊りだけなく、人柄も素敵なカップルなので、これから更に多くのファンができそう
あと、2週間であそこまで仕上げていた芸能人の方々にも驚きました。流石ですね。
私も、周りから変化したと思ってもらえるように、今年も頑張ろうと勇気をもらいました
私は、ただの会社員兼主婦なのですが、趣味のダンスを通してこのような貴重な経験や、テレビ業界の厳しさや努力の重要性を学ばさせてもらえ、有難い限りです。
いつか何かしらの形で還元できたらなーなんて思ってます。