世界選手権は、国をあげての応援合戦が凄いんです。多分に日本の皆さんがイメージしている倍以上の応援です。


特にヨーロッパの各国の応援は、選手のドレスの色のポンポンをみんなで持って応援や、プラカードでの応援などあり、正直選手だけで、のり込む時は、凄くその空気感にのまれやすいのです。

また、ほとんどの国の選手がコーチャーと一緒にチームとなってやってきます。

海外にコーチャーもついてくるなんて日本だとあまり考えられないですよね。無気力

なので、一次予選が悪くても、突然次のラウンドから人が変わったかように動きがガラッと変わる事もしばしば。だから予選から、一切気を抜けないんです。


でも、有難い事にテレビの企画とはいえ、今回は私達も彼らと同じようにコーチャー付きで挑むことが出来、その上、今回は、JDSFの帯同の方や、ジュニアⅡの選手やご両親達が、朝から準備と試合で疲れているにも関わらず、私達の試合をオープニングパレードから最後まで日本の旗を持って応援してくださっていたんです。



こんな有難いことありません。



優勝する気で一年必死に練習してきていたので、予選も一切隙を見せずに全部ファイナルと思って踊りました。

自分達の中で、今できる最高なダンスをしました。


こちらは応援しながらジュニアⅡの子が作ってくれたものです。

これは、私にとって宝物です。


また現地の観客の方がスマホの翻訳の機能を使って

『あなたのダンスのファンになりました』という文字を見せて拍手してくれたり、

係の人や、海外のダンス仲間のコーチャー直接

『日本人のイメージが変わる、シニアIのイメージではないダンスで最高』

と直接言っていただけました。



ただ結果は、、、納得いくものではありませんでした。※

※詳細は諸事情により今は控えさせていただきます。


自分達の試合後の試合を見ても何故ここに自分達が入れなかったのか、わかりませんでしたショボーン

人によっては、色んな解釈の仕方をされるかもしれませんが、私たちは、踊りで負けたとは、全く思っていないです。


では何故負けたの?と思われる方も多いと思います。

でも、それはその瞬間に現場にいた方にしかわからない、あの空気感と

日本人ということの壁

です。

日本人というだけで、低く見られるということです。

それを突破するには、名前を売るために海外にいくか、海外戦に出続けるしかないんです。



私達は、この言葉は大先輩方から何度も聞かされていました。

だから、日本人っぽく見えない髪色にしたり、夫婦カップルとかは、休みを夫婦で調整して、なるべく海外戦に効率よく出場したり。


でも、私は髪色には厳しい会社、かつカップルカップルではなく、主婦なので他のカップルができることが出来ません。

その上、会社員だと休みの日数も限られているので、今回は来年の春休みを調整して来ています、、ネガティブ


世界選手権で優勝するという目標のためだけに、プライベートの休みを全て返上してダンスにかけています。


また、その目標を1番理解してくれ主人は、毎回一緒に同行してくれています。

主人は試合直前までは、私が試合に集中できるようになのか、現地に着くやいなや、1人で観光へ出かけていくのがお決まりのルーティン爆笑


※ドイツの時は、ベルギーに行っているという国を跨いで旅行していたりすることも爆笑


そして試合の時だけ主人は観光から戻ってきて、日本のチームの動画を撮ってくれ、最終日の少しの時間だけ一緒に観光をするという休みの使い方を毎回してくれているんです。

本当感謝しかないです愛


こんな最強サポーターもいるからこそ、日本人という壁を絶対乗り越えて優勝するという気持ちで一年間必死に準備してきていました。

その上で、全力でやりきった分、頭の中で、その結果が受け入れられませんでした。

ホテルで帰宅し寝たものの夢でも泣いてしまっていたのか、朝起きたら、枕が濡れてました。

朝も顔パンパン。


大好きなダンスが大嫌いになりそうでした。


でも今回は有難いことに、生の試合を見て結果を知ったコーチャーが側にいたこともあり、、愛のあるメッセージを自分達にもくださり、

『1時間は悔しがってもいいけど、来年勝ちに行くために気持ちを切り替えなさい』

と言われました。

ただ1時間で1年分の気持ちの整理は流石に無理でした。


選手としてダメですよね。。こんな歳なのに。

恥ずかしいです。


海外選手同様の贅沢な環境かつ応援を沢山の方にしていただきながら、結果を出せなかったことに対する悔しさ、期待してくださっていた皆さんに申し訳ない気持ち、でも感謝をお伝えしなければという気持ち、結果に納得出来ない気持ち、色んな想いが錯綜し、すぐにご報告が出来ませんでした。

応援をしていただきながら申し訳ありません。



試合翌日、海外のダンス仲間、優勝したジェシカ、準優勝したマリーナから個別に温かいメッセージをもらいました。


そして空港では、いつも明るく日本チームを迎えてくれる今回3位だったイタリア🇮🇹の選手パスカリとアレッシアにも最後に会え、来年のジャーマン!という約束をしてしまいました



だから、帰国したら、気持ちを切り替えます!


そして、あのファイナルフロアに立つには、日本人という国のカテゴリーを覆すほどの圧倒的な実力が必要。


よく宣言することで目標や夢を実現できるというので、

次の試合までに、まずは、日本のオープン戦で表彰台に乗るレベルまでに自分達の実力を引き上げます。

若い選手には負けない圧倒的なものを次の世界選手権まで作ります!


そして絶対に来年押川和田組は世界のフロアで返り咲きます!



その時まで応援をしていただけたら嬉しいです。

絶対日本国旗を、世界にまたあげにいきます!