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北野監督『アキレスと亀』、ヴェネチア映画祭で注目

イタリアで開催中の第65回ヴェネチア国際映画祭(Venice International Film Festival)で28日、北野武(Takeshi Kitano)監督の『アキレスと亀(Achilles and the Tortoise)』が上映され、レッドカーペットに到着した北野監督は熱い拍手で迎えられた。


『アキレスと亀』は、裕福な絵画のコレクターだった父に大切に育てられた主人公、真知寿(まちす)の少年時代から始まる。真知寿はほぼ毎朝、絵を描き続け、両親や周囲の人々から褒められていた。しかし、そんな一家を悲劇が襲い、真知寿だけが生き残ってしまう。その後の真知寿は愚直に絵を描き続ける。そして北野演じる中年になった真知寿は、深い愛情で支えてくれる妻とともに、無鉄砲な創作活動へと突き進む。


この作品は、映画監督と芸人という2つの姿の間での葛藤を超現実的に描いた自伝的作品『TAKESHIS’』(2005年)で始まり、芸術家としての創作という闘いをコメディタッチに描いた『監督・ばんざい!(Kantoku Banzai!)』へと続いた三部作のラストを飾るもの。


北野監督によると、これは「残酷なアートの物語」であり、「芸術の副作用」を描いた作品でもある。芸術は芸術家にとって麻薬になるが、すべての芸術家にそれが当てはまるのかはわからないと、監督は話す。芸術家が必ずしも死んだり、家族の生活を犠牲にすしたりする必要もないというのが、監督の意見だ。


『アキレスと亀』は宮崎駿(Hayao Miyazaki)監督の『崖の上のポニョ(Ponyo on the Cliff by the Sea)』とともに、今映画祭の金獅子賞(Leone d’Oro)有力候補とみられている。金獅子賞の発表は9月6日。


出典:AFPBB News

「崖の上のポニョ」観客動員、41日間で1000万人突破

 東宝は29日、宮崎駿監督のアニメーション映画「崖の上のポニョ」(特別協力・読売新聞)の観客動員が、28日までに1000万人に達したと発表した。


 公開初日の7月19日からの動員数は約1009万人で、興行収入は約120億8600万円。公開から41日間で1000万人を突破したのは、宮崎監督の「ハウルの動く城」の44日間、「もののけ姫」の66日間より速いペースとなった。


 東宝は「ベネチア国際映画祭での公式上映を間近に控えるなど話題も多く、何度も見るリピーターも多い」と話している。


出典:読売新聞

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