ベネチア映画祭が開幕 日本から「スカイ・クロラ」など3作品
第65回ベネチア国際映画祭が27日夜(日本時間28日未明)、イタリア北部のベネチア・リド島で始まった。開幕式には、オープニング作品「バーン・アフター・リーディング」を監督したコーエン兄弟と出演した俳優のジョージ・クルーニーさん、ブラッド・ピットさんなど、各国の映画人が集った。
最高賞の金獅子賞を競うコンペティション部門には21作品が出品され、日本からは宮崎駿監督「崖の上のポニョ」、押井守監督「スカイ・クロラ」、北野武監督「アキレスと亀」の3作品が選ばれている。コンペの結果は、最終日の9月6日夜(同7日未明)に発表される。
出典:読売新聞
「崖の上のポニョ」ベネチア映画祭で公式上映
イタリア北部のベネチアで開催中の第65回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作「崖の上のポニョ」の宮崎駿監督が31日夕(日本時間1日未明)、同作品の公式上映に臨んだ。
世界的評価を確立したアニメーションの巨匠として、ベネチアでも人気の高い宮崎監督が会場前のレッドカーペットに登場すると、沿道のファンから歓声が。子供連れの観客の姿も見られた。
上映に先立ち、記者会見に臨んだ宮崎監督は、各国のジャーナリストたちの前で「物語の根底にあるのは、私たちの島国に古くからある考え方。世界の人たちにどう受け止められるか、とても興味がある」と、語っていた。
出典:読売新聞
宮崎駿監督作品『崖の上のポニョ』ヴェネチア国際映画祭でも大絶賛!!
第65回ヴェネチア国際映画祭にて、31日に宮崎駿監督作品『崖の上のポニョ』が上映された。
現地でも宮崎ファンの熱狂はすさまじく、上映会場「サラ・グランド」にある1078席分のチケットは即日ソールドアウト。上映後は約5分間のスタンディングオベーションとなって会場が沸き、感激した宮崎監督は大声で観客に向かって感謝の言葉を述べた。
高い評価を受けた本作は、同映画祭では初となるアニメーション映画での金獅子賞受賞の期待がかかっている。
ヴェネチアで熱い声援と喝采を受けた宮崎監督は、フォトコールに笑顔で登場した。
出典:TimeWarp
馬市まつり閉幕 最高潮に つがる市
つがる市最大の祭り「馬市まつり」は最終日の三十一日、メーンイベントの馬ねぶたパレードと新田火まつりが行われた。張り子や、わらの馬ねぶたが中心街を練り歩き、よさこいソーランの演舞や仮装行列が観客を魅了。夜には馬ねぶたに火が放たれ、祭りは最高潮に達した。
馬市まつりは旧木造町に馬市が開設されていた往時のにぎわいを取り戻そうと、一九七五年に始まった。
今年は馬ねぶた二十一台をはじめ、流し踊りのグループなど計二十六団体がにぎやかにパレード。人気映画「崖の上のポニョ」や戦隊ヒーローなどのユニークな仮装行列が続いたほか、木造音頭の流し踊りが披露され、沿道を埋めた観客から盛んな拍手が送られた。
午後七時からはイオンモールつがる柏駐車場で新田火まつりが行われた。モッコの会のメンバーがたいまつを掲げて神楽を披露し、新田開発に尽くした馬を供養した。その後、火を放たれた馬ねぶたは赤々と燃え上がって昇天し、花火とともに夜空を彩った。
出典:北海道新聞
真田広之とポニョが出ている『20世紀少年』?唐沢と石塚がボケまくりで会場は大盛り上がり!
30日、日劇2にて、映画『20世紀少年』の初日舞台あいさつが行われ、主演の唐沢寿明、常盤貴子、豊川悦司、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士、佐々木蔵之助のほか、堤幸彦監督が登壇した。
先にフランスで行われたワールドプレミアも成功を収め、すでに世界20か国で公開が決定している本作。この日に登場したキャストたちも、壮大なスケールの作品に参加した喜びにあふれているかのような高揚した面持ちで、それぞれあいさつを行った。
主演の唐沢は開口一番「どうも皆さん、真田広之です」とボケ、ひげを生やしてワイルドな風ぼうになっている共演者の宇梶に向かって「次回作は北京原人の役ですか?」と聞くなど、面白コメントを連発し場内を爆笑に包んだ。これに刺激されたのか、マイウー芸人の石ちゃんこと石塚も「今回、ポニョ役で出ました。水の中で息をするのが大変でした」と語り、爆笑を呼んだ。
最後のフォトセッションでは、顔にシンボルマークの入った布を巻いて、本作の登場人物に成り切ってもらった観客をバックに撮影。この日の紅一点だった常盤は、最前列にいる女性客の頭に巻かれた布を直してあげたり、終了後に握手に応じるなど、優しい気遣いを見せていた。
『20世紀少年』は、浦沢直樹によるベストセラーコミックを映画化したSFサスペンス。全3部作となっており、第2部は2009年新春、第3部は同年秋に順次公開予定。
映画『20世紀少年』は日劇2ほか全国東宝系にて全国公開中
出典:シネマトゥデイ
宮崎駿監督、観客にもジャーナリストにもサインをせがまれ大人気!
映画『崖の上のポニョ』の公式上映が、イタリア時間31日午後5時に行われた。
満員の場内は、宮崎駿監督が入場するやいなや総立ち状態に。まだ映画も見ていないというのに、観客は2、3分間拍手を送り続け、上映開始のタイミングもはかれないような状態に。さらに上映後は「ブラボー」の声とともに、5分以上の拍手の嵐。ようやく宮崎監督が退場しようとすると、サインを求める観客が押し寄せ、大混乱になった。中には監督が乗り込む車の前まで押し寄せたファンもいて、宮崎監督の人気のすごさが証明された形だ。
彼のサインを欲しがるのはジャーナリストも同じ。同日、公式上映に先だって行われた公式会見では、終了直後、ジャーナリストが詰め寄って大変なことに。会見で、宮崎監督は「周囲に子供ができる人が多く、子育ての話を聞きながらこの映画を作った」と映画の誕生の背景を説明。イタリア人のジャーナリストから「この映画には日本とヨーロッパの文化がミックスされているようですが」と質問が出ると、「日本には、異種のものが交流する話が昔からたくさんある。たとえば鳥が鶴になって人間と出会うとか。これは、島国に古くからある考え方の反映です」と返答。映画のビジネスにおいてアニメ作品の占める位置がより重要になっている今日、競争相手をどう見るかと聞かれた時には、「競争相手はみんな友人。ピクサーのジョン・ラセターも友達」と答え、後に行われた別の会見でも、映画を見た時に、大変な思いをして作ったんだろうなとわかるんです。お互い援助ができることはしたいという気持ちになる」と同業者との仲間意識を明らかにした。
宮崎監督が作品を引っさげてヴェネチア入りするのは初めて。「こんなに暑くない時だといいんですけどね」と、ジャケットにネクタイ姿の監督は本音を漏らした。
出典:@ぴあ
唐沢寿明はケンジそのもの? 映画『20世紀少年』がついに公開!
浦沢直樹の大人気漫画を総製作費60億円、全3部作で映画化する一大プロジェクト『20世紀少年』の第1章が8月30日に封切られ、公開初日には都内の劇場で監督、出演者らによる舞台あいさつが行われた。
上映後の舞台あいさつとあって、登壇した出演者たちはどこか緊張したムード。しかし、主演の唐沢寿明が開口一番「サナダヒロユキです」と名乗って客席から笑いをとると、登壇者たちからも笑みがこぼれた。さらに「豊川さんに『あんまり変なことばかり言い続けるとブン殴るぞ』って言われたんで」と発言してみたり、舞台公演のためにヒゲをのばしている宇梶剛士に「宇梶さん、次回作は『北京原人』ですか」とつっこんでみたりと、笑いをとりながら周囲を巻き込んでいく唐沢は、劇中のガキ大将・ケンジそのもの。負けじと石塚英彦が「今回はポニョの役で水の中で息を止めるのが大変」とボケると、会場はさらなる笑いに包まれた。
一方で香川照之が「我々はまだ撮影中で、第3章という大きな山場が控えております。今日は撮影に向かう我々の勇気づけになった。みなさんが来てくれたことに感謝します」と熱く語ると、残りの出演者たちも引き締まった表情に。日本だけでなく世界中で熱狂的な人気を誇る原作を映画化する作品だけに俳優陣のプレッシャーも大きいが、観客たちはそんな彼らに最後の最後まで大きな拍手を送っていた。
全3章からなる映画『20世紀少年』は現在上映中の第1章に続き、第2章が2009年1月31日(土)から、第3章は2009年夏の公開を予定している。
出典:@ぴあ
「崖の上のポニョ」宮崎監督に大声援 ベネチア映画祭
イタリアで開催中のベネチア国際映画祭で31日(日本時間1日)、宮崎駿監督が劇場に来場し、「崖(がけ)の上のポニョ」が公式上映された。同作は金獅子賞を競うコンペティション部門に参加している。
05年に栄誉金獅子賞を受賞している巨匠、宮崎監督の新作に会場は満員。命が宿ったようなダイナミックな動きにこだわったという津波の波頭をポニョが走る場面などで、審査委員長でドイツの映画監督ビム・ベンダースは度々、観客と共に大声で笑っていた。
上映後、総立ちの観客は5分間、盛大な拍手を送り続け、宮崎監督は両手を上げて応えた。方々から「マエストロ」との呼び声がかかる中、来場した子供やファンに取り囲まれて、次々とサインをしていた。宮崎監督は「いいお客さんに出会えて、幸せでした。僕たちは絶望や不安の時代に生きているが、子供たちは毎日毎日生まれてくる。彼らに祝福を贈らなくてはいけない」と、映画に込めた思いを語った。
出典:朝日新聞
「ポーニョ、ポニョ」外国人記者も歌った
宮崎駿監督(67)の“後継者”がまた1人誕生した。最新作「崖の上のポニョ」がコンペ部門に選ばれ参加中の宮崎監督が長男の吾朗氏(41)に第1子の男児が誕生したことを明かした。監督にとって初孫。将来について「『ペンを握れ』と言っておきました」と同じ道を歩むことを期待した。会見前のプレス試写会では同作を国外に初公開。ほぼ満員の上映終了後に主題歌を口ずさむ記者が出る盛況だった。
宮崎監督に初孫となる吾朗氏の長男が誕生したのは8月11日。生まれたばかりの赤ちゃんに向かって「ペンを握れ」と言ったことを、公式会見後、日本の取材陣にうれしそうに明かした。吾朗氏も06年に映画「ゲド戦記」を手掛け、同年のベネチア国際映画祭に特別招待された。初孫も同じ道を歩めば3代に渡る映画監督。吾朗氏に対しても「ざまあみろ。子育ては大変で夜も眠れないぞ」と言いつつ「子供がいなければ子供向けの映画は身近にならない」と今後の好影響を期待した。
くしくも最新作「崖の上のポニョ」は、子供の誕生を祝福する気持ちで作った映画だった。宮崎監督はこの日の公式会見で「(スタジオジブリの)スタッフに子供ができて、子育ての話を聞きながら『この子たちが初めて見る映画にしよう』と思った」と製作理由を説明。設定について「男女の皮肉とかも考えたけど、目の前の子供を見ると誕生を祝うことが一番」と考えて形にした。公開1カ月後に自分にも幸福がめぐってきた。
国外初公開となる映画の感触も良かった。日本では興収約121億円(8月28日現在)を記録した作品。前夜のプレス試写とこの日朝の試写を合わせた計1750席がほぼ満員。主題歌が耳に残る現象も世界共通だ。上映後、各国の記者が肩を組んで「ポーニョ、ポニョ、ポニョ」と口ずさむ場面も見られた。鈴木敏夫プロデューサー(60)が「海外の人も1回聴くと覚えちゃうらしいんだよ」と話す通りの現象がベネチアでも再現された。
宮崎監督は次回作について「次があるとすれば70歳を超えるので周りの人が決めること。若い世代の養成も考えなければならない」と明言しなかったが「子供に接することで気付かなかったものが出てくる」と話した。おじいちゃんになったことで、新たな創作意欲が生まれる可能性もある。
出典:朝日新聞
宮崎監督『崖の上のポニョ』、ついにヴェネチア映画祭デビュー
日本アニメ界の巨匠、宮崎駿(Hayao Miyazaki)監督の新作『崖の上のポニョ(Ponyo on the Cliff by the Sea)』が、開催中の第65回ヴェネチア国際映画祭(Venice International Film Festival)で31日、公式上映された。
物語は、5歳の少年、宗介と、小さな魚の女の子ポニョを中心に展開する。宗介はある日、頭をジャムの瓶に突っ込んだまま家の近くの海岸に打ち上げられていた小さな魚の命を救う。魚はその後、特別な力を持つ5歳の女の子ポニョへと変身するが、元人間で今は魔法使いになっている父親に、すぐに海に連れ戻されてしまう。逃げ出そうとするポニョが父親の魔法の水を解き放つと、海はふくれあがり、宗介のいる村へ大津波となって押し寄せる――。
記者会見で宮崎監督は、1989年にディズニー(Walt Disney)が映画化したデンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen)原作の『人魚姫(The Little Mermaid)』と内容と類似点があるのは、意図的ではないと語った。監督は9歳のときに『人魚姫』を見たが、人間には魂があるのに人魚にはないという考えが好きではなかったという。
また、劇中に出てくる津波は、2004年に南及び東南アジアを襲った津波を描いたわけではないと、監督は語っている。戻ってきては返っていく波が起こす災害を、人間は受け入れなければならないことを示しているのだという。
宮崎監督にとって、今作の主なインスピレーションは子どもと海だった。複雑な海を描くのは素晴らしかったという。全編を手書きで制作したことに関しては、CG技術は便利だが過度になる可能性もあると指摘。アニメーションには鉛筆と人間が手で描くことが必要であり、監督自身もできる限り鉛筆を使い続けたいと述べている。
出典:AFPBB News