ベネチア映画祭、宮崎駿監督が登場
イタリアで開催されているベネチア映画祭に31日、宮崎駿監督が登場しました。ベネチア史上初、アニメーションでの最高賞を狙います。
「デジタルというのはとても便利ですが、アニメーションの一番大事な力を弱めるので、鉛筆だけに頼って映画を作ろうと決めました」(宮崎 駿 監督)
過去にベネチアで技術賞を受けながら、あえてそれを封印し、「鉛筆からの映画作り」を目指したと話す宮崎監督。
今回の出品作は「崖の上のポニョ」。日本のアニメで育ったという若者も多いイタリアを含め、世界50か国以上で上映が予定されています。
公式上映が終わりました。会場は割れんばかりの拍手です。スタンディングオベーションが続いています。
「心を打たれました。監督は天才だと思う」「シンプルさが素晴らしかった。これだけシンプルだと詩的に感じるほどです」(観客)
芸術性が評価される映画祭に、シンプルなストーリー、そして鉛筆で挑む宮崎アニメ。アニメが最高の賞・金獅子をとれば、ベネチア65回の歴史で初の快挙です。
出典:TBS News