宮崎監督がベネチアで会見 子どもが初めて見る映画に
第65回ベネチア国際映画祭の会場で31日、宮崎駿監督が記者会見し、コンペティション部門に出品したアニメ「崖の上のポニョ」について「子どもが初めて見る映画になるように作った」と話した。
映画は、人間になろうとする魚の少女と男の子の交流を描いたファンタジー。会見で宮崎監督は「(モチーフにあるのは民話などの)異種婚礼。わたしたちの島にはそういう話がいっぱいある。海外の人がどう受け止めるか興味がある」と語った。
会見に続いて同日夜(日本時間9月1日未明)、宮崎監督らが出席して公式上映。
宮崎監督は2005年のベネチア映画祭で、多くの優れた作品を生んだ映画人に贈られる「栄誉金獅子賞」を受けた。
最高賞「金獅子賞」などの対象となるコンペ部門には、北野武監督の「アキレスと亀」と押井守監督のアニメ「スカイ・クロラ」も出品している。
出典:47NEWS