昔ひょんな事から手にした本
「ほろにが社長業」ちょいちょい拾い読み
*なんとこの出版社の社長さんの本なんですよね~
昔読んだときも、なるほどなぁ
吾輩はたぶん社長にはならないだろうけれども
社長ってのは大変なんだなぁ
と思ったことを、思いだしました
やっぱり、社長にはならずに定年です
この本で言う社長は
小さな会社の社長さん、ほぼ創業者のことです
冒頭少し引用しますれば
切ないものがあり
愉しいものがある
ーそれが〈社長業〉のようですね。
切ないといえば、これほど切ない稼業もありません。
社長というからには、社員を使わなくてはなりません。
ーこの社員というのが一筋縄ではいかない。
入社のころは、頬を染めて、社長のデスクまで歩みより「お先に失礼します」ー(いいな、いいな)と
感動していたのに、3、4年も経つとどうでしょう!
社長が、そばに立っていても、目と目が合うまで、気づかぬふりをさらすではないの・・・・・・。
全体会議なるもので、親切丁寧に説明したつもりなのに、部屋にもどると、「ー社長はああ言っているが・・・・・・」
などと幹部が指導を曲げている様子もうかがえる。
業績があがろうがあがるまいが、きっちりお休みはおとりになる。
目標も達成していないのに、全員がきれいに土曜日もお休みになったとき、私は、しばし無人の社内で、立ちつくしましたね。
ここからは、そうは言っても社員がいないと会社は一歩も進みません・・・と、そして
社長やめますかと聞かれたらとんでもないと
会社は芸術家における作品のようなもの
絶対完成はしない会社という作品を作り続けるための経験的心得がつづきます
吾輩はずーっと社員の側ですので
社長目線のこの本はなかなか刮目でした
確かにな、と
さらに引用
世の中に、男らしい仕事は数多くあります。
どの仕事がいちばんなんてことはいえないでしょうが、作家の佐藤愛子さんは、きっぱりと断言されています。
「ー今の世の中で、もっとも男らしい男は、中小企業の社長、経営者である」
「男らしい」という表現は「不適切にもほどがある」的に今はおおっぴらにいえませんし、凄い女社長もたくさんでてきましたので
なんと言い直したらよいかわかりませんが
趣旨はよくわかります
そんな大変な社長業、潰れずにやっていく為のアドバイス集
中でもいちばん驚き納得したアドバイスは
自分でもびっくりするくらい高給をとること
じゃなきゃやってらんないリスクテイクと責任、プレッシャーなのだと
そうか、それでカルロスゴーンも、、、(小さな会社じゃないけど)
1992年バブル崩壊のころ出版された本
「ほろにが」というビールのヒットにあやかったタイトルと書いてあります。
来世はちょっと社長もやってみたくなりました。
今生の定年後は無理
ムーちゃん、引用長すぎてごめん
今日も吾輩の猫である