あれは中1の頃、転校してきたブルックシールズ似の(眉濃いだけだったか)女子に呼び出され
自転車置き場で「チョコ貰ってください」と言われたのが吾輩のバレンタインはじめ
その頃の吾輩は大変真面目でシャイで、
「好きな子が他にいて、貰えない」
なんて言って返したのです
好きな子には告白も出来ずにいたのに
バレンタインなんてのも流行り始めでよくわかんなかったのもあり
後になって、もらっとけばよかったなーなんて後悔
それでも、その頃モテ男の絶対条件と思っていたスポーツマンでもない吾輩を好いてくれる女子がいることは生きていく希望となりました
「蓼食う虫も好き好き」という言葉もその頃知りました
現在結婚して娘もいて、家族内義理忖度のチョコは毎年もらって
お返しもしております
家内は鬱で不眠ですが、娘のフォローでバレンタインはささやかに成立
たまに思い出す中1の頃のブルックシールズにはその後同窓会で再会しました
髪を赤く染めたハスキー-ボイスのスナックのママになっていました
「スポーツマンじゃなくても、なんとかなるんだ人生は」
と、教えてくれた人
心の中で、あの時はありがとうと言いました
ムーちゃん「猫にチョコ」は語呂はいいけど
絶対に食べさせちゃダメ、命に関わるとネットにあったよ
今日も吾輩の猫である