ひとりを恐れるな 岡田芳郎

 


 

結局はひとりだ

どんな親しい友人も

友人以上であることはできない

いっしょに苦しみを分かつことはできても

限界はある

自分の人生は自分の感受性の幅を

 こえることはできない

妻も子どもも いっしょに

寄り添ってはくれても

それ以上のことはできない

楽しい人生

たしかにひとといっしょに

すごすことでうまれる

おいしい食事も 気持ちいい旅も

心浮き立つ

それにもかかわらず

結局はひとはひとりだ

その覚悟をもたねばならぬ

孤独のたのしみの中に

深いよろこびを求めることが

こころの安定をもたらす

自らの自立をもたらす

自分を失うことはできない

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番組「孤独のグルメ」は大ヒットして

 

コロナで個食が推奨されて

 

書籍は定年後や高齢者の孤独をテーマにとりあげ

 

おひとり様のなんとかもいろいろ言われ

 

「孤独」は、今、ちやほやされています

 

 

 

群れない生き方は吾輩の性にも合っていますから

(なんかかっこつけにきこえますね)

 

とかいって

 

 

 

 

*渡さん死んじゃいましたね、若い頃憧れました

 

 

 

 

 

 

本当の孤独を吾輩はまだ知らないのだとも思います

 

傍らにはムーちゃんがいてくれるので

 

今日も吾輩の猫である