先週末から高熱の出ていた山中湖に住む孫たちの看病疲れか 娘も熱を出してしまって抗体検査をしたらコロナ陽性であることがわかりました

孫たちもコロナだったのかも、、、調べてないみたいです💦


恒例になった月始めの娘の家に泊まり込みの家事は中止になりました

一応私も高齢者ですし やはり寛解とはいえcoo介も基礎疾患持ちなわけなので泊まり込みはできません


急きょ 今日日帰りで 手作りご飯を持って娘の家の玄関先に置いてきました

年長rukuと一年生のkuoは 元気そうでしたが学校と保育園は休んでいて家にいました

四年のtenはリモート授業を受けているところでした

家の中に入ろうか迷いましたが 本当に玄関先で退散する事にしました


山中湖に娘たちが住み出して いつも行く時は慌ただしくしていますが 今日はその分の時間が空いたので近くにある三島由紀夫文学館に行ってきました


三島由紀夫は 私の一番好きな作家です

この文学館にも何回か足を運んでいます

いつもガラガラで 三島をゆっくり体感できます


湖畔に面した小さな丘にあります




三島の家族が家にあった三島の遺品をこちらに寄贈しました

山中湖は 三島の小説の中にも何回かでてきます

世田谷にあった三島邸の中庭を再現した庭もあります




館内は三島の取材ノートや原稿がたくさん展示されているので撮影禁止ですが 入り口にあったこの横尾忠徳のポスターの写真を撮らせてもらえました

何のために作られたポスターなんでしょう?

あとで調べてみようと思います


とにかく三島は小さい時から文才があったし 絵も上手だったようです

ノートのらくがきなどとてもきちんと書かれていました

そう、、とてもきちんとした人だったんだろうと思います


思い返せば仮面の告白にしても禁色にしても金閣寺にしても 今の私たちが抱えている問題を先取りしたような作品が多いと気づきます


三島が好きと言っても 彼の文学は難しいからそう多くは読んでいないけれど なぜか三島の文に触れると 私の心の奥が涙を流します


当時は人気小説がだったから大衆受けをする小説を多く書いたけれど その形を取りながらも構築された美文で普遍的な生と死を 言い換えればエロスとタナトスを表現し続けたのが三島由紀夫だったと思います


さすがに文学館なので 彼の社会的思想や行動については多くは触れられていませんでした


もう何年も前 市ヶ谷駐屯地のあの現場を見学したことがあります


三島の死に様は 生き様だったのだと思います

切ないほど不器用に 切ないほどはっきりと自分で生きることと死ぬことを決断した人なのだと思います

何でそこまで突き詰めて生きなければならなかったのだろうと思います


三島のことを書き出せば いろいろな思いが湧き上がってきてしまうので もうやめよう、、、


久しぶりに文学少女に戻った気がしました