東京の劇場再開一本目は
「いのちの停車場」です
公開前の出演者の逮捕という衝撃は、コロナのどさくさに紛れてしまった感じですが、出演シーンを見て思い出しました。シーンとしては1エピソードが単発なので短かったです。
吉永小百合さんが救命救急の医者というまさかのスタートで、見慣れた救命救急のシーンからはちょっと離れてるけど、人柄を現す導入部分。
ビシッと言い放つ吉永さんは、声色には似合わないけどかっこよかったです。
命の終わらせ方を考えるというのがテーマだけど、重苦しくはなかった。キレイに丁寧に描かれていた。
星野麻世が思ったほど活きてなくて、明るい少女なのか何か抱えた女性なのか、年齢も職業も広瀬すずからはちょっと読み取りづらかったです。
一番物語のアクセントになってたのは野呂さんでした。よかったです。もうちょっと振り切った青年だったらもっと起伏がはっきりして面白かったと思う。
個人的には泉谷しげるに泣かされました
グッとポイント★☆☆
全体的には西田敏行さんがバランスを保ってて、一つの家族に見えました
やっぱり最後のシーンは辛い…。モルヒネも効かないで痛みに晒されるなんてどんなに辛いだろう。なんとも言えない難しい問題です
石川の情景が素敵でした
原作:南杏子
脚本:平松恵美子
監督:成島出
出演:吉永小百合 西田敏行 松坂桃李 広瀬すず 田中泯 石田ゆり子
2021.5.21公開(東京は6.1から劇場再開)