観てきました


本日3本目OK


監督の西川さんが先日あさイチに出演されていて、作品作りについて話していました


若くして監督デビュー

じっくり取材をし脚本を書かれているそう

描きたい題材があるって素晴らしいおねがい




主人公が刑期満了で出所するところから始まります


満了までいる人は素行がいいとはいえないというような簡易的な説明があり、わかりやすくすんなりと導入できました



口では堅気になると言ってても

カッとなった時本性が垣間見える

感情をコントロールしきれない

弱い者を放って置けないのもまた本性

けどやり方を間違ってしまうのも然り


それに触れた周りの人 又は 観覧者(自分)は

裏切られるかもしれない、また一線を越えるかもしれないというハラハラした気持ちで見守ってしまいましたショボーン



世の中にはどうにもならない事もある

世知辛い




それでも最初は煙たがった地域の人々も

表面的に話すところからではあるが

見守り、協力的になっていく


人を信じるって

理想とか尊敬とか

そんな言葉じゃ表しきれない

本当に スゴい




並行して教養もなく世間知らずの主人公は

純粋な気持ちで母親探しを始める


それに興味を持ったテレビ局


生い立ちから追おうと決めたフリーの元ディレクター(作家志望)は個人的に付き合いを始める




持病を抱えながら出所した主人公は

就職を祝ってくれたみんなの言いつけを守って愛想笑いをしたその日

少しだけいい事があったあと突如…



なんとも言えない最期

切なさが空気を支配する

元ディレクターの涙が先導する




私の前にそのような人は

現れないかも知れないが

世の中には確実に存在する世界


弱者 マイノリティ 

平等とは何か

生きる権利とは何か




すばらしき世界かな



グッとポイント★★☆☆☆



私の好みではないかもしれないけど、西川作品また観たいと思いました照れ



脚本 監督  西川美和

出演  役所広司  仲野太賀  六角精児  北村有起哉  橋爪功  梶芽衣子  白竜  キムラ緑子  長澤まさみ  安田成美  


原作 佐木隆三「身分帳」


2021.2.11 公開