最初にサムネイル用の画像を貼ります。

キリリとした凛々しいぽんたん君です。






おはようございます、母さんです。




今回は、ぽんたん君が亡くなってから火葬するまでに


母さんが何をしたかを書こうと思います。


長いですが、ぽんたん君の訃報に関する記事は


これが最後になります。




読んで悲しくなったりつらくなったり、


怒りなどのネガティブな感情になりそうな方は


すみませんがお読みにならないようお願いいたします。




ペットを亡くした後のことを知りたい方や、


ぽんたん君の火葬の様子を見届けたいという方は


最後まで読んでいただけら嬉しいです。




後半、ぽんたん君の遺体やお骨の写真を載せますので、


もし途中でつらくなった場合は


すぐに画面を閉じて下さいね。
























ぽんたん君が母さんのせいで亡くなってしまったことは、


前回の記事に書いた通りです。




ですが母さん、身内の人間を亡くしたことはあっても


ペットを亡くしたのは初めてだったので、


その後どうすれば良いかがサッパリわかりませんでした。




人間ならば、葬儀屋さんにお願いしてお葬式をしなければならないですが…。


ペットはお葬式するの? しないの?


そもそも火葬ってどうするの?


わからないことだらけでした。 


(ばば様も知りませんでした)




母さん、困った時はだれか人に頼ろうと決めているので


夜中でしたが、二人の知人にLINEで連絡をしました。




一人は、ぽんたん君のふるさと「うさぎの絵本」のオーナーさん。


愛兎を亡くした経験のある方なので、


とりあえず相談をしてみようと思いました。




もう一人は、いつも髪を切ってもらっている美容師さん。


この美容師さんも愛犬を亡くした経験があり、


その時の訪問型の葬儀屋さんがすごく良かったという話を聞いていたので


そこを紹介してもらおうと思って連絡しました。




朝になって、うさぎの絵本のオーナーさんとは電話をすることが出来


ぽんたん君が亡くなったことを話すととても驚かれていましたが、


「お母さんにたくさん愛されて、かわいい姿のまま旅立てて幸せだったのよ」と、何度も慰めて下さいました。


それから、火葬までの流れを教えていただきました。




オーナーさんの場合は、お寺が運営する霊園にお世話になっているので


亡くなったらそこに連絡をし、


亡くなった子を連れて行って火葬してもらい、


その後は霊園に納めているとのことでした。




でも気持ち的にまだしばらく手元にいてほしい子の場合は、


1年くらい骨壷をお家に置いていたこともあったそうです。




美容師さんもLINEでお返事をして下さり、


その時お世話になった葬儀屋さんの名前を教えて下さいました。


ちょうど近いうちにヘアカットの予約を入れていたので、


その時は一緒にぽんたん君を偲びましょうと優しい言葉をかけてくれました。




その後、母さんは昼まで3時間くらい寝ました。




昼食後、それぞれに教えていただいた所を調べてみましたが、


オーナーさんから教えていただいたお寺は


母さんが通うには遠すぎたので諦め、


美容師さんから教えていただいた葬儀屋さんは


母さんの住むエリアは対象外で受け付けてもらえませんでした。


(でも「お力になれなくてごめんなさいね」と涙声でおっしゃってくださって、とても感じの良い業者さんでした)




そこで母さんは、人間だったら病院で亡くなると専属の葬儀屋さんが取り仕切ってくれることがあるので


動物病院もそういうのがあるのかもしれないと、


いつも通っている動物病院にも問い合わせてみました。




そうしたら「専属のところはありませんが、いくつかご紹介しましょうか?」と


受付の方がわざわざ調べて下さって、数件の葬儀屋さんを紹介して下さいました。


これは大変助かりました。


「うさぎ 火葬」で検索すると本当にたくさんの葬儀屋さんが出てくるので、


正直なところ、どこを選べば良いか全然分からなかったからです。




それでその中から母さんは、家まで来てくれる訪問型の葬儀屋さんを選びました。




にじのはしペット火葬」さんです。





「にじのはし」というお名前がいいなと思ったのと、


電話で問い合わせた時の対応がとても丁寧で


ここなら安心して任せられそうだな、という感じがしたのが決め手でした。




問い合わせの際、どのような流れで火葬をするのか説明がありました。


母さんの家は神道の家系のせいかお焼香には違和感があったので


セレモニーはしないことにしたり、


骨になったところはきちんと見ておきたいので


お骨上げはすることに決めました。




それと火葬は、母さんの家には広い敷地がないため


家の近くのコインパーキングに葬儀屋さんの車を止め、


そこでしていただくことになりました。


煙の出ない装置のため、ご近所のご迷惑にならずに火葬が出来るんだそうです。すごいですよね。




そして、翌日だと急すぎて別れを惜しむ時間がないと思い


2日後の3月5日(火)の12時に予約を取りました。




その日はその後、ぽんたん君を知る友人知人10名くらいにLINEなどでお知らせをしたり、


夜にぽんたん君の遺体を入れた箱の保冷剤を取り替えたりして終わりました。


保冷剤はこの後も半日に一度くらいのペースで毎日取り替えました。






翌3月4日(月)、母さんはとりあえずお仕事に行きましたが、


腰を痛めたのと火葬の準備があるため、午前中だけ働いて午後は半休にしました。




仕事帰りにまず花屋さんへ行き、


ぽんたん君が食べても大丈夫な、毒の無い花を選んで買いました。


桃の花は、ばば様が買ってあったのが家にあったので、


母さんは桃以外の【菜の花、バラ、ミモザアカシア】を買いました。




それからスーパーと果物屋さんに寄り、


ぽんたん君が大好きだった【いちご、りんご、バナナ】を買いました。




家に帰ると、まず果物を冷蔵庫にしまい、


それからお花を水揚げして花瓶に差しておきました。




他には、家にプリンターはあるのですが写真用紙を切らしていたため


夜に【コンビニで印刷出来るネットプリントサービスにぽんたん君の写真を登録】しました。


火葬に写真を使うかはわからなかったのですが、


気分的に遺影がほしくて、かわいく撮れている最近の写真を20枚くらい選びました。






さていよいよ当日、3月5日(火)になりました。


この日はお昼頃から雨の予報のため朝から曇っていて、


外は前の日よりずっと寒かったです。




母さんは8時ごろ起きると着替えて朝食を食べ、


それからぽんたん君に持たせる物の準備をしました。




用意したのはお花の他に、


チモシー、オーツヘイ、


ニンジン、キャベツ、


いちご、りんご、バナナ、


いつものペレット、チモシーのきわみ、うさぎのチカラ、です。

こんな風に、いつも食べてる大きさに切ってタッパーに入れておきました。


コインパーキングで作業をするので、パッと出してサッと飾れるような形にしました。


お花も短く切って、束ねずにビニール袋に入れておきました。




それから近くのコンビニで、昨晩登録しておいたネットプリントサービスの写真を印刷しました。


L版が1枚30円で印刷出来るので、とても手軽で助かりました。




そんな感じで準備をしていると、あっという間に予約の時間が迫ってきました。


11:30頃、ぽんたん君の遺体を箱ごと居間へ連れてきて、


おうちでの最後のお別れをしました。


ばば様に触ってもらったり、


母さんもなでたり手足をにぎったりしました。


保冷剤のおかげで冷たくなっていて、


手足が固くなっていたのが少しかわいそうでした。




その時の写真です。

やっぱりかわいいね。最高のうさちゃんだよ君は。




目は閉じなかったので、乾いて少し凹んでしまいました。(拡大するとわかるかな?)

小さなおててもあんよも、いくら触ってももう怒られないのが切なかったです。




さていよいよ12時になり、葬儀屋さんがいらっしゃいました。


東京エリア担当の、藤堂さんという方でした。


そして藤堂さんから大きな藤のカゴを手渡され、


その中にぽんたん君を入れてきて下さいと言われました。


(藤堂さんは家の中には入らず、玄関の前で待っていて下さいました)




母さんは居間に行き、ぽんたん君をカゴにのせ、


お土産の果物などは全部紙袋へ入れて持ちました。


そして藤堂さんはカゴの上に布を被せ、


ぽんたん君が外から見えないようにしてコインパーキングへ案内して下さいました。


この頃には小雨が降っていて寒かったので、ばば様はおうちで待機し、


母さんだけが藤堂さんとパーキングへ向かいました。




大きな黒いワゴン車の荷台を開けると、


そこには火葬のための炉が備え付けられていました。


藤堂さんは慣れた手つきで炉から台を引き出し、


台の上にきれいな布を敷いてから


その上にぽんたん君を置くようにおっしゃいました。


それからお土産のもので飾って下さいとも。


なので母さんは、持ってきたお土産をモリモリ盛り付けてあげました。




それがコチラです。




じゃじゃん!!

……いかがでしょうか?


正直、センス良くはないです。




でもいいの。ぽんちゃんが大好きな物ばっかりだから。


背中側にチモシーなどの草、それからタオルの上に乗るのが好きだったので草の下に小さなハンドタオルを添えてあります。


(バスタオルは煙が出てしまうため入れられませんでした)


そして口元に近いところから順に大好きな果物、お野菜、ペレットを並べ、


後はお花を周りに置いて飾りました。


かわいい全身が見えててほしかったので、体の上には飾りませんでした。




センスは無いけど、食いしん坊のぽんたん君らしい感じになったかなと思います。


ほら、ぽんちゃん! 食べ放題だよ嬉しいね!!




お土産、たくさんたくさん持っていくんだよ。

甘くて美味しい香りに包まれて、なんだか嬉しそうな顔してるように見えました。




そうして飾り付けが終わると、本当に最後のお別れです。


母さんはぽんちゃんに頬をくっつけて、


「今までありがとう、ずっとずっと大好きだよ」と言葉をかけました。


それこら毛並みをなでて、お顔をよく見て、


もう出来ることは全部やったと心が決まったので、


いよいよ火葬をお願いしました。




藤堂さんが丁寧にぽんたん君を炉に入れて下さいましたが、


スイッチが入る瞬間は、やっぱり何とも言えない気持ちになりました。


火葬自体は30分で終わるので、車のそばで待っていても良かったのですが


母さんは体が冷えてトイレに行きたかったのと、


ぶんぶんの様子も気になっていたので、一旦家に戻ることにしました。




家に戻ってトイレを済ませ、ぶんぶんに火葬のことを報告しました。


ぶんぶんは眠いのか、目を閉じたままじっと丸まっていました。




30分経って母さんがパーキングに戻ると、丁度火葬が終わったところでした。


お骨が冷めるまで10分ほどかかるとの事でしたので、


その間に藤堂さんがお骨の説明をして下さいました。




お骨の写真です。




火葬前の写真の通り、頭は←左を向いています。

わかりますか?


頭の近くの大きな骨は鎖骨で、


足の方の大きな骨は大腿骨なんだそうです。




それにぽんたん君は細くて細かいあばら骨や、


足の指先の小さな骨などがよく残っていたので、


本当に健康だったんですね、と藤堂さんが褒めて下さいました。




それから不思議なことに、


うさぎさんを火葬にすると、骨の周りに丸い玉が出ることが多いともおっしゃってました。


わかりますか? 上の方や頭の近くに黒っぽい丸いのがいくつもあるんですが…。

藤堂さんがおっしゃるには、他の動物ではこうならなくて


うさぎの場合だけ出現するんだそうです。


お花や食べ物の燃えカスでもないんですって。


まさに不思議玉です。


だから母さんは、


これは今までぽんたん君が体調を崩した時に


皆さんが送ってくれた元気玉がこんな風に残ったんだろうな、と勝手に解釈しました。




こうしてお骨になったぽんたん君は、


二寸の骨壷だと入り切らないほどの分量がありました。


なので、一回り大きな三寸の骨壷を用意してくださって、


藤堂さんに教えていただきながら、母さんは足の方の骨から順にトングのような道具で拾って骨壷に納めていきました。


あらかた拾うと、残りは藤堂さんがかなり細かい骨まで丁寧にトレイに拾って下さって


集まったそれを母さんがトレイから骨壷の中に流し入れました。


最後は、人間の時と同じく喉仏を一番上に乗せて、やっと終わりです。


とてもかわいい喉仏でした。




そうして骨壷の蓋をし、カバーに入れ、口を紐で閉じて下さって、


これで火葬が全て終わりました。


藤堂さんのおかげで、落ち着いた気持ちで


ぽんたん君にきちんと向き合ってお別れをすることが出来ました。


それに家の近くで出来たのは、ぽんたん君にとっても母さんにとってもすごく良かったと思います。


藤堂さん、ありがとうございました。




最後に代金をお支払いすると、


藤堂さんがご自分の会社のパンフレットを下さいました。

うさぎが一番手前に、しかも立ち耳と垂れ耳どっちもいるのがとても良かったです。




中を見ると、こんな言葉がありました。

写真が見れない方のために、その言葉をここに引用します。




☆   ☆   ☆   ☆   ☆


『虹の橋』


天国へ行く道の手前に「虹の橋」と呼ばれる場所があります。


地上で愛されていた動物は死を迎えると、虹の橋に向かうのです。

そこではたくさんの草地や丘があり、豊富な食べ物や水、日光の光があり

動物たちは走り回って楽しく過ごすことができます。

病で不自由になったり年老いたりした動物たちは

ここでは健康になって元気になります。


動物たちは満ち足りて幸せなのですが、ひとつだけ不満があります。

それは、自分を愛してくれた人と会えなくて寂しいことでした。


ある日、一匹が突然立ち止まって遠くを見つめました。

瞳はきらきらと輝き、身体は喜びで震えています。

突然、その子は仲間たちから離れ、緑の草の中を走りだしました。

あなたを見つけたのです。


そして、再会したあなたと抱き合い、二度と離れることはありません。

幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎます。

あなたはその子の頭をなで回し、瞳をもう一度覗き込みます。

その瞳は、あなたがずっとずっと忘れることのなかった瞳です。


それから一緒に、虹の橋を渡って行くのです。


☆   ☆   ☆   ☆   ☆




いかがでしょうか?


とても素敵な言葉だと思います。


これを読んで、母さんは涙が出てしまいました。




でもそれと同時に、自分がこの先いつか死んだら


きっと絶対ぽんたん君とまた会えるんだと


希望も湧いてきました。




「にじのはしペット火葬」さん、とても良かったです。


東京エリアと神奈川エリアに訪問して下さるので


もし気になった方は、お問い合わせしてみて下さい。


社名でネット検索するとすぐに出てきます。


問い合わせは電話でもLINEでも出来ました。


時間帯も色々選べて、枠が空いていれば夜間でも火葬をして下さるそうですよ。


プランによってはもっと簡素な葬儀も、


もしくはお焼香などのセレモニー込みの葬儀も出来るそうです。


母さんは今回「個別火葬プラン」というのでお願いしました。


詳しくはぜひ↑のリンクのHPもご覧下さいね。






長く書きましたが、


以上がぽんたん君が亡くなってから火葬するまでになります。




現在、ぽんたん君はお骨になって、


母さんのじぃじ・ひいばぁば・ひぃじぃじのお写真と同じ場所に並んでもらってます。


本当は母さんのお部屋にお骨を置きたいのですが、


ちょっとまだ飾る場所が出来ていないのでとりあえずの処置です。




もう少し部屋の片付けが進んだら、


ぽんたん君をちゃんとお部屋に移動して


母さんやぶんぶんのことを見守ってもらおうと思います。




最後に、昨日のぶんぶんです。

うさぎの絵本のオーナーさんに「ぽんたん君に似てきたね」と言われました。




どうかな? 先輩に似てるかな?

確かに、お店時代よりはずっと甘えん坊のお顔になったと思います。


まるっとかわいくて、とってもえらいです。




これからは、ぶんぶんと2人生活になります。


母さんはぶんぶんのことをもっとよく知って、


もっともっと仲良くなれるように頑張りたいと思います。






最後まで読んで下さって、本当にありがとうございました。


これからは、母さんとぶんぶんのことを


ブログ越しに見守っていただけましたら嬉しいです。




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(*・×・)(* ° × ° *)( ‘ ∀ ‘ * )