白ネコまるすとキジ白ぽんたの勝手に解説!
それが違うんだよ。王府への上納は予想生産量で計算するんだにゃ。ここで押入代が0.473559石というのは予想生産量1石あたりの上納量という意味だよ。まる、計算してごらん。ちなみに押入は何と読むのかわからんにゃ
23.28962石に0.473559石を乗じると11.02901石になるにゃん。あれ11.24961石とあわないにゃ
お、11.24959になった。0.00002石違うけどこれでよいのかにゃ
微妙に違うけどそのとおりだね。上納量1石あたり0.02石は「口米(くちまい)」というものだよ。原文「代納口米籠ル」は「口米込みの代での上納量」という意味だよ
『沖縄県旧慣租税制度』第三章における口穀の税率説明によれば「薩摩の税制において、年貢の上納にやって来た百姓の飯料に充当するために納める石高一石について二升の比例で徴収したものであったのを、そのまま模倣したもので、その率も同じである」と書いてあるよ。これが口米のことだと思う(注)ちなみに口穀も何と読むかわからんにゃ
(注)『那覇市史 資料篇 第1巻1 考古・中世資料』187ページ(原文は文語体ですから、口語体にしております)