アマチュア無線家のつぶやき | ぽんたのブログ

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ぽんたのおうちで遊んでってね

一口にアマチュア無線と言ってもいろんな楽しみ方があるもんですー

最近コソボでアマチュア無線連盟が結成されアメリカの連盟・ARRLのアワードであるDXCCのエンティティにカウントされるようになったとか期間限定でクラブ局が運用されるとか、DXCCエンティティ要求度ランキング2位ー交信する機会が少ないので運用してほしいという要望が強い地域である3Y(Bouvet Is. ブーベ島・アフリカ大陸南西にある南極圏の絶海の孤島です)での運用が計画されるも事故で中止になったとかー1位はP5(North Korea)、これは政治的理由で国内にアマチュア無線局は存在せず、過去に外国局が2回運用が許可されただけです。前回は2年ほど前ポーランドの局が2日間ピョンヤンで運用し、日本の局とも交信しましたー
というふうに1kWパワーで大規模なタワーアンテナ設営し世界と交信するという大がかりなもの(国産現行最高級の無線機は110万円もする!日本橋のアイコムのショップ行けば見られますよ)があるかと思うと1万円台の安いハンディ機ポケットに入れてお手軽ハイキングのついでに1WくらいでCQ出して地元の人と交信するというのまで。
日本山岳移動運用ランキングというのがあっていつもお山の上から声を出してる人、ランチタイムと仕事の帰りにお仲間とおしゃべりしてるモービルハム、ホームセンターや100円ショップで材料買ってきてアンテナ作ったりジャンクをヤフオクで仕入れて修理して修理レポートブログを書いてる自作・機械いじり大好きさん、コンテストやアワードというゲーム性の高いイベント追っかけて全国旅する人、周波数帯・電波形式・曜日や時間帯によりいろんな人種?が出没するのがアマチュア無線の面白いところ。王将の餃子がどうの西野カナがかわいいの、どうでもいい世間話を1時間以上やってる人と、アワードハンティングやコンテストで「レポート59、カード、ビューローです、ありがとうございました、73!」で10秒で交信終了するのは別の種類の人間かと思うと実は両方やってる人もいますね。2m SSBでフレンド局とこってこての関西弁トーク炸裂のおじいちゃんハムが7MHzで公園アワードのサービス運用やってパイルアップ(たくさんの局からいっせいに呼ばれるので慣れないとパニックになる)見事にさばいてたり、深夜ローカル局とだべってる人の話題で「昨日ボツワナ聞こえてたよ」ですから底が知れない。
3.5MHzの通称「ミュージックチャンネル」、音楽流しながら農作物の情報交換してるのは東北の広大な農地を所有する方々で、中には無線やるためだけに離れ建ててる人もいるとか。

昨今の3エリアー近畿総合通信局管内のアマチュア局運用状況

平日昼間 
144/430 FMはダンプ屋さんの天下。まともなアマチュア無線運用は不可能に近い。但しアナログ・デジタル共レピータを使う人のアクティビティはある。ダンプ屋さんのかぶりが嫌ならWiRES-Xを使うべし。
平日夜間は18時を過ぎると帰宅途中の車内からローカルとおしゃべりする人、CQ出す人が出て来る。21時をまわるとナイトラグチュー(夜の長話)が始まる。最近は天王寺区、生野区と豊中市、大東市、寝屋川市の5局以外のCQをあまり聞かない。
144 FMは夕方ダメもとでCQ出す人が私を含めまれにいるもほぼ応答なし。週1回145.060MHzで開催の「マルロクハムクラブロールコール(定例交信)にはYLさん含めいっぱい出て来る。そんなにいるなら普段から声出そうよ、タヌキしてるの知ってるよ!

144 SSBはコンテストの時以外、ほぼ人がいない。バンドの活性化を期してか奈良県香芝市のJE3PYYさんが時間を決めてCQを出してる。2エリアの144 SSBは年齢層が高くほぼ敬老会状態である。
週1回144MHz帯でモールスの練習交信会があってその時だけモールスが聞こえる。

日曜・祝日
朝~午後2時前後にかけ、430 FMは移動運用でにぎわう。東六甲展望台・比叡山・伊吹山、近いところでは池田市の五月山、四条畷市の飯盛山etc。

50MHz帯は、普段は全くの無感地帯だが春先から初夏のスポラディックE層による異常伝播が発生すると一気ににぎやかになる。通常は近畿一円が交信可能範囲のところ北海道から沖縄まで電波が飛ぶんだから面白い。なおコンテストの時は宇治田原町・和束町・八尾市で移動運用する50MHz愛好家がおり、私はこのところこの人たち以外とこのバンドで交信したことがない。

全国・全世界が交信相手となりうるHF帯とデジタルVoIP無線については省略ーしかし全国が相手と言っても7MHzで移動運用でCQ出してるのもWiRES-XのALL JA CQ RoomでCQ出してるのもいつも同じ人ばっかりだなあ。