ウォッチメン-★★★★- | not simple.

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あるときはさすらいの本読み、あるときはジャンル無用の映画好き、またあるときは、B級グルメの備忘録

not simple.-ウォッチメン not simple.-ウォッチメン
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英題: WATCHMEN
製作年: 2009年
製作国: アメリカ
日本公開: 2009年3月28日
(丸の内ルーブル ほか)
配給: パラマウント ピクチャーズ ジャパン
カラー
公式サイト
監督: ザック・スナイダー
製作総指揮: ハーブ・ゲインズ / トーマス・タル
キャスト:ジャッキー・アール・へイリー、パトリック・ウィルソン、ビリー・クラダップ、マリン・アッカーマン、マシュー・グード、ジェフリー・ディーン・モーガン



ジョン・F・ケネディ暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機など、世界で起きた数々の事件を見守ってきたヒーローたち“ウォッチメン”。
しかし、かつてウォッチメンだった男の一人が暗殺される事態が発生。
殺害現場には、血のついたスマイル・バッジが残されていた。
しかも、ウォッチメンたちの殺害はその後も続き……。
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今年21本目。吉祥寺バウスシアターにて。
うーん。予定より若干遅れ目なので、ちょっとGWあたりで稼いでみたいかとってかんじです。
エンターテイメントはある一定量みていかないと、ダメな気がします。

さてさて、非常に楽しみにしていたウォッチメン。
非常にダークな物語ときいて観にいってきました!
時代はニクソンが3回目の大統領になった頃です。
スーパーヒーローたちは町の秩序を乱すということで、行動を禁じられ引退を余儀なくされているという設定です。
その中、ある一人の男が殺される。
殺された男はスーパーヒーローの一人、コメディアン。
この人がすごい。
過去の回想シーンとか見るとスーパーヒーローというより血に飢えた獣って態です。
ベトナム行けば、現地の女の子妊娠させて詰め寄られたら射殺とかw
なんなのそれ~~~。

彼一人とっても非常に混沌としたヒーロー像です。
登場するヒーローたちは全員暗い過去や思いにとらわれて、未来に臆病です。
特に狂言回してきな役割を持つスーパーヒーロー、ロールシャッハ。
彼が警察に捕まって、刑務所に入れられるんですが警官は誰一人同情しない。
その刑務所にはロールシャッハが捕まえて刑務所に入れられた悪人が多数いるというのに!
まったく持って喜ばれないのにがんばっているスーパーヒーローたち。

登場するヒーローたちは一人を除いて、一応強いけれども普通の人間です。
残り一人のみが化学実験の事故でESPをもち、未来を見通せる力を持ったDr.マンハッタンという人物です。
彼はまさしく神に等しい力を持ち、そしてアメリカ人です。
東西冷戦の真っ只中にこれは恐ろしいことなわけです。
スーパーヒーローと東西冷戦。
この二つがキーワードで物語が進みます。

しかし映像もすばらしい。
いろいろお楽しみが隠されているようですがアメコミほとんどしらないのでわかんなかったですね。
コメディアンが襲われるときにホテルの部屋番号が「300」だったり、ダニエルとミス・ジュピターが食事をするダイナーの看板が、もしや300に登場するゾウの乗り物のモチーフですか?ってことはありましたが、それ以外はぜんぜんわかんなくて本当に残念です。

とても残酷な描写が多数登場しますので、血に弱い人とかはちょっとつらいかもですが、大画面で見るべき作品だと思います。

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