エデンへおいで | not simple.

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あるときはさすらいの本読み、あるときはジャンル無用の映画好き、またあるときは、B級グルメの備忘録

「エデンへおいで」

蔵書整理フェア中に発掘発見したコミック。
猫山宮緒さん、最近講談社で描いてるんですが、白泉社ものは全て絶版なのかなぁ?
物語の核を作るのは上手なんですが、展開が下手でぱっとしない漫画家さんのような気がします。

この作品は演劇をやっている七海という女の子がある監督の作品に出るところからスタートします。
「今日もみんな元気です」でもそうでしたが、14-16くらいの微妙な年頃の性をえがかしたらたまんないエピソード描いてきますね~。
本作でも主人公えらい目にあってるし、えらい目にあわせてますね。
講談社ではいじめがテーマだったみたいですが、こういう何か役割を与えられた主人公がいる方が、絵柄やストーリー展開もしやすいような気がします。

ただちょっと、確かに非現実のはざまに作品というのはあるんでしょうが、もう少し業界を研究した方が~?ということも「フライングドラゴン」や「上海特急」でも思いましたが「エデン・・・」でもそう感じます。
ほぼ無名の役者がドラマの主人公を演じたり、脚本家の一存でキャストを変更したり撮影中止とかあんまないような?

描きたいものと、コンテの距離感が取れてないのかなーといつも読み直すと思います。
あと静止画の美しい人ではあるので動きあるコミックよりイラストの方が本当は向いてるのかも?




絶版だから画像データーがでてきやしねえ(゚Д゚)!
やっとあった「フライングドラゴン」。

これ「エデン・・・」のなかで登場する作品ですのでキャラが、エデンに近いというか。
ただ七海とかはそんなに胸ないと思うので(苦笑)、キャラの原型はいっしょだけど別もんだなーと。
和泉監督のモデルはやはり「スワロウテイル」の岩井監督でしょうか~?
(キャラというか作る作品の雰囲気が)

起承転結というよりも序破急が取れてない人ですが、作品は好みです。
ホント。