DVDにて鑑賞。
今でこそありがちな素材といわれてしまえばそれまでなんだろなぁ~とおもいますが味付けがすばらしいです。
まとまり方も予想通りではありますが、非常にさわやかな一作。
あそこまで恐ろしい結婚式はあげたくないかなぁ~。なんというか派手すぎて怖いという領域に達しています(苦笑)
事の起こりになる中国人実業家は本当に子どもみたいです。彼が何か変わるというのはあまりない感じがします。
あまり深く考えず自分のいる世界を守りたくて仕方がない。
だからあまり何も考えていないし、自分の気持ちの中にあるものを言葉にする術を知らなくていつも困った感じのふくれっつらをしています。
対して、彼の恋人は非常に大人。
彼が台湾からやってくる両親に息子の恋人として受けいられることはないけれども、淡々と親切に人間としてやるべきことをやっているという感じがしました。
理学療養士という職業柄なんでしょうかねぇ。
妻になる女は女という性で彼らを引っ掻き回します。
彼ら3人と、台湾の両親が家族になっていくためにそれぞれが近しい相手に言えない秘密を抱えてすばらしいラストがやってきます。
しかしお父さんほとんどセリフないのですが真ん中にいつもいるというイメージの作品でした。家長というものを意識した一作でもあります。