今日、3月22日はさくら猫の日です。


なので今日はさくら猫について多くの方に知ってもらえるよう、説明したいと思います。



下の写真の猫をご覧下さい。



耳の先端が桜の花びらの形に切れてますね🌸
この耳は怪我をした訳ではありません。

このように切れてる耳の事を「さくら耳」と言い、さくら耳の猫の事を「さくら猫」と言います。

このさくら耳はさくら耳の猫が不妊、去勢手術済みだと言う目印になります。
飼い主がいない外猫を増やさないため、不妊、去勢手術をします。手術をしてから、もう一度猫が捕まって手術されないように耳の先端を桜の花びらの形にカットします。
「痛そう、、」「可哀想、、」
そう言う声がありますが、手術の時、猫は麻酔をしてるので猫にとって全く痛く無いし、日常生活にも影響が出ません。
むしろ、印をつけないともう一度捕まって手術されてしまう恐れがあるので、そっちの方が可哀想です。

外猫の不妊、去勢手術の事を「TNR」とも言います。
TNRとは
T(trap)→捕まえる、N(neuter)→不妊、去勢手術をする※この時に耳カットもします。R(return)→元の場所に戻す
と言う意味です。

オスは右耳、メスは左耳をカットしますが、たまに間違えた方をカットされる事があります。私の地域の地域猫達の中にも3匹ほど、間違えた方をカットされた子がいます。

外猫の不妊、去勢手術は区役所、市役所や近くの保護猫シェルターが費用を負担してもらえる所もあります。


猫の繁殖力は強いので手術しないと、どんどん増えてしまいます。
その結果、外猫が増え、近隣住民に迷惑をかけ、猫が殺処分、、
なんて事もありえますし、外で暮らしていくのは過酷なので、辛い思いをする猫も増えてしまいます。
外猫に餌やりをする前にTNRはしっかりしましょう。

多頭飼育崩壊と言うのも猫の不妊、去勢手術をしないのが原因でしょう。
猫の繁殖力を知らずに飼って、手術しないまま放置してたら近親交配等でどんどん増えていって手に追えなくなってしまいます。


それだけじゃなく、手術をすることで様々なメリットがあります。
・子猫が増えない
・繁殖期の鳴き声が無くなる
・大人しくなるため、喧嘩が少なくなる、鳴き声が静かになる
・尿スプレーをしなくなる
・手術によって防げる病気がある
・食事量が減る
などなど、、


一見、虐待や怪我にも思えてしまう「さくら耳」。実は虐待でも怪我でもなく、ちゃんと意味やメリットがあってやってる事なんです。


ちなみに、地域のルール(置き餌をしない、トイレの設置と掃除をする等)を守りながらさくら猫のお世話をする活動を「地域猫活動」と言い、お世話される猫を「地域猫」と言います。

地域猫は野良猫だと誤解されがちなので、それを出来るだけ無くすために、宣伝してます。

学校で使ってるペンケースにつけてるキーホルダー↓

手作りのクリアファイル↓

地域猫活動の時に使ってるバッグにつけてるキーホルダー↓

学校で貸し出しされてるタブレットの背景↓

まだ未完成だけど、Tシャツ↓

家にいらない白いTシャツがあったので、この下書きの紙をTシャツの中に入れて布用ペンでなぞってTシャツを作るつもりです。


猫にとっては一代限りの命です。猫にどうか、一生懸命生きさせてあげて下さい。
そして、地域猫、さくら猫への理解、お願いします。
猫達も活動も、優しい目で見守って下さい!