今日はお昼寝の時に少し怖い夢を見ました。


夢なのでハッキリとは覚えてないし、現実ではあり得ない事が入ってますが、私はなぜか愛護センター(犬猫を殺処分する施設)にいました。そこに白くて毛が少し長い大型犬がいました。なんで持ち込まれたのかは分からないけど、これからその犬は殺処分されます。


なぜかその犬は普通の方法とは違う方法で殺処分される予定です。


普通の殺処分は犬猫を「ドリームボックス」と呼ばれる密室に追い込んで、そこに炭酸ガスを注入する事による窒息死をさせられます。決して安楽死では無く、死ぬまで苦しみます。



夢の中の犬の殺処分方法は普通の方法とは違い、短い時間で終わらせる事が出来るけど、その分苦しみも普通の方法より大きいと言うものです。職員の人が説明してました。

殺処分の様子を私は見ることになったんです。

ドリームボックスよりも少し狭い所に犬は入れられました。普通、犬は数匹まとめて処分されますが、夢に出てきたのは1匹ずつ処分する専用の物です。

ドリームボックスには透明の窓がついてて、処分される様子を職員の人は見てるのですが、夢に出てきたのは窓がついてませんでした。

それで、犬の処分が始まったんです。
大分苦しいみたいで、壁に体を打ち付けてる音(ドン!って音)が何回も聞こえてきました。結構頑丈そうな鉄で出来た物でしたが、へこむほど。

職員の話によると、たまに見てるのが辛くなってくるから部屋の外に出て、処分が終わる頃に戻ってくる事もあるそうです(夢の話なので現実は違います)。


この後は覚えてません。



今回の記事に直接関係は無いけど、畜産の裏側とか殺処分とかについて知ってるせいか、たまにこう言う夢を見るんですよ。

子猫が3匹、愛護センターの周りをうろちょろしてて、このままだと捕まって殺処分されちゃう。助けないと!って感じの夢とか。この後はしっかり救えました。

牛が3匹繋がれてて、そこに作業服を着た人が棒みたいな物を持って来て、順番に何回も叩いて、と殺された夢とか。ちなみに牛は1回で死ねず、大分苦しんでました。手足をバタつかせて。その後は皮を剥がされて肉にされてました。

後はヒヨコのオスが殺処分される夢とか。直接殺処分される所では無いけど、もう殺処分されたヒヨコが大量に大きめの箱の中にいて、その箱が何個も置いてあったんです。みんな苦しそうに。中にはまだ半目を開けてくちばしをひくひくさせてる子も数匹いたけど、もう助からないくらい弱ってる子でした。もう少し早く来れば、、って夢の中で悔やんでました。

こう言う夢に限って鮮明に覚えてるですよね。しかも牛とヒヨコの夢は2日連続で見ました。牛の夢を見た次の日にヒヨコ。


本題に戻ります。
起きてから少し寝ぼけてたけど、考えたんです。なぜ殺処分は無くならないのか、と。自分に出来ることは何か、と。

私が唯一やってる事と言えば地域猫活動だけですが、地域猫活動は「外猫と地域住民の住み良い社会を作るため」であって、殺処分ゼロに直接繋がる事では無いんです。



自分に出来ることを考えたらここで伝える事だと思ったので、伝えさせていただきます。

これからは犬猫を飼おうとしてる方、ペットショップで「買う」と言う選択では無く、保護施設などから「引き取る」と言う選択をお願いします。


引き取る事で救える命があります。殺処分・外猫ゼロにも繋がります。

保護施設などから犬猫を引き取る→犬猫が里親の所へ行ったため施設に余裕が生まれる→新しく愛護センターから引き取ったり外猫を保護したり出来る→殺処分される犬猫、外猫を減らす事が出来る、となってます。


犬も猫も1つの「命」です。ペットショップで犬猫を買うと言う事は「命」を「商品」として見る事と同じです。犬猫を買うためにお金を払いますから。
それと、ペットショップ側の人は犬猫を命では無く、お金を稼ぎの道具としか見てません。犬猫を買わせるためにはどんな手でも使う。そう考えてます。

「抱っこ商法」と言う物を御存知ですか?
抱っこ商法とは、ペットショップに来た人に犬猫を抱っこさせ、可愛さと温もりを感じてもらい、買いたい!と思わせる物です。
実際、私がホームセンターに行った時、ペットショップの前をちらっと通ったら店員さんがお客さんに「抱っこして見ます?」と聞いてて、そのお客さんは抱っこしたら「可愛い!」となって、買う気満々になってました。

私の友達でペットショップから犬を買った人がいるのですが、その友達とペットショップについて話し合ってる時に、友達がこう教えてくれました。「うちもこの子(犬)を買う時に店員さんに抱っこしますか?って言われて抱っこさせられたよ。」と。
その友達が犬を飼う前は私も友達もペットショップの裏側なんて知らなかったのですが、それでも友達は売れ残った子を選んだそうです。

ティーカッププードルらしいのですが、かなり大きくて売れ残ってしまってたそうです。大きすぎるためティーカッププードルと言う犬種では無くなってるみたいです。
友達は次どうぶつを飼うときはペットショップからは絶対に買わない。保護施設から引き取る。そう言ってました。


この話はさておき、ブリーダーでは犬猫がどのようにして飼育されてるか御存知ですか?

狭くて汚れたケージに入れられてます。
散歩は連れて行ってもらえません。
水とご飯も最低限だけ。
病気にかかっても治療はしてもらえません。

そして、このケージから出られるときと言えば人工受精させられる時だけです。


以下はパピーミルと言うブリーダーの写真です。
まるですし詰め状態ですね。
床は網状になってるため、犬の排泄物は水をかけて流されます。この時に犬も一緒に水を浴びます。冬でも。
床が網状だから犬の柔らかい肉球には水ぶくれが出来ます。


パピーミルとは直訳すると「子犬工場」です。「キトンミル」と言う子猫工場もあります。

子犬、子猫を生産する工場。
この名前の時点で命として見てるとは思いませんね。
パピーミルでは給餌の時に犬の首をつかんでるみたいです。

さらにパピーミルでは鳴き声で近所迷惑になるため、犬猫の声帯を切ってしまう事もあります。
犬はみんな狭いケージの中をグルグル回ってます。ストレスによる異常行動か中耳炎によって感覚がおかしくなってるのでしょう。

さらに、ブリーダーでは母犬、母猫が赤ちゃんを作れない体になったり、生まれた子が商品にならない(病気や奇形で)と愛護センターに持ち込み、明日までに殺処分して、と頼む事があります。そしてわざわざ次の日に殺処分したかどうか聞きに行くそうです。
理由は愛護センターから引き取るとペットショップで買ってくれなくなり、収益が少なくなるからです。

「悪徳ブリーダーだけでなく、しっかりと飼育する良いブリーダーもある」と言ってる事がありますが、まず命を商品として売るために子犬子猫を産ませてる時点で良いブリーダーなんて言えません。


ペットショップが無くならない限り殺処分は無くなりません。
ペットショップから買わないで下さい。



殺処分するために使われる炭酸ガスは税金によって支払われるそうです。
私の記事を過去にリプログして頂いた人の記事に「ブリーダー、ペットショップを否定すだけの、その後のサポート体制も、日本には無いと思ってます」と書かれてました。

まさにその通りだと思います。
それを読んで、殺処分に使う税金を、保護施設に寄付したり、保護施設を新たに設立したりすれば良いのに。そう思いました。



最後に、愛護センターで殺処分してる人を悪く思わないで欲しいです。
愛護センターの職員は好きで犬猫を殺処分してるのではありません。
本当はどうぶつが好きで獣医師等になったのに、異動で愛護センターで働く事になってしまったと言う事がほとんどです。

本当は殺したく無いのに大好きな犬猫を自分の手で殺して、死んでいく様子を窓越しやモニター越しに見て、焼却炉に運んで、死体の処理をする。。
やりたく無いのにやってるのに、「犬猫を殺処分しないで!」と苦情の電話も来る。

なので私は、殺処分は愛護センターに持ち込んだ人が自分で炭酸ガス注入のボタンを押して、死んでく様子を見て、自分の手で焼却までするべきでは無いのかと思ってます。

私はよく、殺処分の本を読むのですが、そう言う本は愛護センターで働いてる人が書いてる事が多いです。そして、そう言う本には職員の心の辛さや苦しさが書いてあります。
本当はどうぶつが好きなのに。殺処分したく無いのに。。
まず、愛護センターで働く人がそう言う本を書くのは、殺処分の現実を伝え、殺処分ゼロを目指してるからなのでは無いでしょうか?

私は、愛護センターで働く職員が1番犬猫の殺処分ゼロを願ってるのでは無いかと思ってます。