今回は一匹の捨てられた猫についての話をしたいと思います。
下の写真の子は私が住んでる地域にいる地域猫のアメちゃんです。
見覚えのある方がいるかもしれません。
そう、この子はアメリカンショートヘア(ブラウンタビー)です。
名前が「アメ」なのもこの子がアメショだからです。名付け親さんに教えてもらいました。
どうして地域猫の中にアメショがいるのかと言うと、実はアメは捨てられた猫なんです。
数年前、アメの飼い主さんが亡くなってしまったようで、アメの飼い主の家族や知り合いに誰も飼える人がいないとの事で捨てられたそうです。
保護シェルターは引き取り料がかかるとの事で預ける事が出来ず、捨てられてしまいました。
なので外での生活が辛いようで、私も含め地域猫活動をしてる人が家に帰ろうとすると必ず家に着いて来ようとします。
家に入れてもらいたいのでしょう。
知り合いの話によると、ずっと家の前で待って「ニャー」っと鳴いて家に入れて欲しいそうにお願いする事があったそうです。
残念ながら私も私の知り合いも猫を飼えないので家に入れてあげる事は出来ません。
元飼い猫だからなのか人にとても懐きます。
寒い時期になると膝に乗って来てくれます。
確か、この時は足が痛くてベンチに座ってご飯を準備してた所、乗って来て食べてくれた時の写真です。
ご飯が無くても自分から乗って来てくれます。
目の前でゴロゴロ寝っ転がったりもします!
アメはよく、色々な人からご飯をもらっている所を見かけます。良く懐く子なので道行く人に「ニャー」って鳴いて甘えてます。なのでたくさんの人がご飯をくれるのでしょう。
こんなに甘えん坊なら早く里親が見つからないかな、、と思っています。
アメにとって一番の幸せは家の中で飼われる事だと思うので里親が見つかって欲しいです。
話を戻しますが、アメは飼い主が亡くなって捨てられた猫です。
「飼い主が亡くなったなら仕方ない。」そう思う人が多いと思います。
でも、私はそうは思いません。
一度動物を飼うと決めたのなら動物が天国に行くまで面倒見るか、もしもの時のために飼える人、お世話してくれる人を探しておくのが飼い主の役目では無いのでしょうか?
動物を飼う前にしっかり最後まで飼えるかどうか確認して、飼ったら最後まで面倒見れるように自分の体調管理もしっかりして置かないとダメなのでは無いでしょうか?
動物より自分が長く生きていけないのであれば飼うべきでは無いと思います。
なので私は仕方無いとか元飼い主は悪くないとは思いません。
動物を飼う前に最後まで面倒見れるかの確認と、飼ったら最後まで面倒見れるようにしていただきたいです。
アメは捨てられたショックからなのか最近は分離不安の症状が出てきてる気がします。
アメは自分が知ってる人が急にそばから離れると大声で鳴きます。そして、自分が知ってる人の事を見つけると駆け寄って来て、ずっと着いてきます。
こうなったのも捨てられたのが原因でしょう。
今回は動物を飼ってる方に最後まで飼って欲しいとお願いするためにもアメの話をしました。
動物を飼ってる方、最後まで大切にしてあげて下さい。
そして、飼おうとしてる方、最後まで飼えるかどうか確認してからにしてください。
それと、今回の話と関係あるかどうかは分かりませんが、もし動物を飼う時はペットショップから「買う」のではなく、保護施設から「引き取る」と言う選択をお願いします。そうする事で野良猫、殺処分ゼロに近づけます。
アメみたいな子が増えない事を祈ってます。。
最後まで読んでいただきありがとうございます。