水窪の町から東へ水窪川、白倉川とさかのぼっていくと見えてくる吊橋です(アバウトな説明)。
水窪ダムへの分岐よりもう少し上流。
Google mapには描かれていませんが、川沿いの大きな建物の南側に架かっています。
ということでドン。
なんか緑に引っ張られて色味がおかしいが、静岡(というか天竜川周辺?)でよく見るレーシングバーを使った主塔の吊橋だ。
赤い塗装が見るからに褪せていて味わいがある。
長い間手入れされていないらしく、退色しているのかサビているのかよくわからない。
床は金属メッシュ。吊索どれも微妙に曲がっているのが不安を誘う。
対岸の主塔。
この先に何があるのかと思って少し登っていくと、このような床版橋で沢を渡ってさらに奥まで道が続いていた。
地図で見ても対岸に建物はなく、林業用だとしても今は近くに車道も通っているので、現在橋がどういう目的で使われているのかはわからない。
東岸から。
西側の橋のたもとには大きな岩があり、その岩陰に何かが祀られていた(文字が判読できず)。
「大乗」と読める文字があったので、橋地蔵のような意味で祀っているのかもしれない。
現地では橋の情報はわからず。Q地図様でお名前だけ大野橋と判明した。
建設時期は周りの同様の吊橋から推測すると昭和30~40年前半あたりか。
大野は西側の山の上にある集落の名前。
地図上は近いが斜面がかなり急で、だいぶ遠回りをしないと川沿いまで降りてこられないはずだが、そこの人たちが利用したのだろうか?
南側から大野橋全景。