吉良古川頭首工 その2 (西尾市鵜ヶ池町-吉良町岡山) | 手当次第

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気になる所にいってみる

前回からの続き。
お次は東側を流れる広田川(こうたがわ)と須美川の吉良頭首工です。
 

 
こちらが吉良頭首工。
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古川頭首工よりゲートが高く、2.45mある。
幅の広い2門が広田川、狭い方が須美川をせき止めています。
 
吉良頭首工上流で広田川と須美川が合流というか並走し始める。
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頭首工からは合流して一本の川に。
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さらに隣の矢作古川とも樋門でつながっており、水位を調節できるようです。
古川吉良用水調節樋門。堤防を挟んで反対側が広田川へつながっている。
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吉良古川頭首工全体。二つの頭首工はややズレて配置されています。
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吉良頭首工は左岸側から用水へと取水しています。
 
左岸の堤防上に建つ石碑。古川頭首工側にも同様のものがある。
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この碑は、用水の建設を記念して大正5年に建てられたもの。
その頃は吉良頭首工の前身となる大正4年竣工の可動堰が使われていたようです。
 
 
概要としては、昭和8年に吉良古川頭首工が完成。
その後、地震や堆砂によって機能に支障が出たため改修を行い、現在に近い姿となったのが昭和39年。
 
現在の頭首工の銘板では吉良頭首工が昭和38年9月、古川頭首工が昭和39年5月竣工となっています。
上記の歴史的にも吉良の方が先にあったのかな。
 
概要が書かれた看板もありますが薄れて読みにくいです。緒元部分だけアップで。
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他をよく知りませんが、こういう双子というか並列の頭首工って他にもあるんでしょうか。
ちょっと変わってて面白いですね。