明神峡~気田ダム(気田堰堤) | 手当次第

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気になる所にいってみる

前回紹介した豊岡ダムから気田(けた)川沿いに下っていくと、豊岡ダムからの水を使った豊岡水力発電所と、気田ダムがあります・・・が、その途中にある明神峡の景色が大変素晴らしいので触れずにはいられない。
 
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清流に覆いかぶさるように巨岩が連続する様子に、ついつい運転中なのに横向きっぱなしになってしまう。
僕の写真では1/100も伝わってないと思うので、実際に行ってこのロックでハードコアな風景を見てほしい。
紅葉の時期にはより楽しめると思います。
 
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そしてコレ。
途中で切り落とされた水路のようなものが、道路をまたいで川へ注いでいる。やっぱり不思議に思う人が多いのか、ネットにもこの写真が多く載せられている。
これは、山側から流れてきた水を、普通は道路の下を通して川へ流すところ、何らかの理由でこのような形になったらしい。他にもこういうところあるんだろうか?
 
その他、集落の間を川が流れる風景なども美しく、この道を走るのは本当に楽しい。車だとちょっと狭いけど、交通量が少ないので(たぶん)大丈夫。
 
そんなこんなで気田ダム。
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・・・ハイダム原理主義者が見たらコンクリ投げつけられそうなほどフラットですが、1929年に営業開始の発電用の立派な重力式コンクリートダム。ここで取水して下流の気田水力発電所で発電します。
ダム背後の山の斜面に走っているのが、豊岡ダムから豊岡水力発電所へ向かうパイプライン。ここまで走ってくる間にそれほど下ったように感じなかったけど、実際は200mほど高低差があるようです。
 
横から。
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減勢工なのか堤体なのかよくわからない構造が長く伸びている。
手前が取水口。
 
上流側から。
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見れば見るほどつるペタでダムなのかどうか不安になってくるが、ちゃんと「気田ダム」って看板も出てるし大丈夫!
高さだけがダムじゃない、「みんなちがってみんないい」の精神で鑑賞しましょう。
 
豊岡ダム、気田ダムともかなり小規模なダムですがそれぞれに個性があり、なかなか楽しいです。
今回見過ごした門桁ダムもあるので、また来たいと思います。