長男は職業柄、孤独死(変死)の現場に立ち会うことが多い

 

もうすっかり慣れてしまい「業務の一つ」として感情を持ち込むことはない


いちいち感情を入れてたら自分が壊れてしまうし、業務にも支障をきたす

それでも、やっぱり亡くなった方の「人生の背景」なんかは少し考えるらしい

 

 

昨夜、久しぶりに帰って来たので一緒に夕飯

ビールを飲みながらお互いの近況など

 

 

守秘義務もあるので詳しくは話さないけど・・

 

孤独死の現場っていうと、たいがいはゴミ屋敷でものに溢れて・・を想像する

でも、なかには布団と少しの着替えだけ、携帯電話の連絡先もメッセージも無く、本人の過ごしてきた人生の痕跡が全く無い場合もあるんだそう

 

 

「物で溢れてると少しは想像できるんだよ。ゲーム好きだったんだ、とかこういう本読んでたのか、とか。家族や友人からの古い郵便物や写真がとってあったりしてさ。

でも全く物がないと、今までの人生を捨ててしまったんだな・・と思う」

 

「この人は何の痕跡も残さずに人生を終えてしまった。跡をたどることもできず、このまま無縁仏になるんだなと思うとやっぱりちょっと切ないよな」

 

「家族が出て行ってしまい、ひとり残された人はキッチンや自分の部屋はゴミだらけでも、家族が使っていた部屋はキレイにしてたりする。いつか帰ってきてくれたら・・と思ってるんだろうね」

 

 

 

私もひとりだし、息子たちもそれぞれが一人暮らし

ひとりで家にいるときに具合が悪くなれば、万が一・・ってありうる

 

 

孤独死は悪いことじゃない

病院だって自宅だって、息を引き取る瞬間を誰かが見守ってなければ死ぬときは孤独だから

 

誰にも発見されずに腐敗していくことが恐怖なんだよね

 

 

 

LINEの既読がつかない、連絡がとれないけどおかしいな・・って気づいてもらえるような人間関係は必要だ

 

若い時は煩わしい、人と関わりたくない、って思ったりする

本当に嫌な思いをさせてくる人間もいる

 

それでも人と関わって、おせっかいや煩わしさの先にある優しさに気づけたら「心の孤独死」は減るんじゃないかと思ったりする

 


…とか言いながら、せいぜいひと月に一度くらいしか連絡を取り合わない私と息子たち


せめて隔週くらいはLINEしよう…汗