「ここですね。」
僕と島波さんと、浜木君の3人は中1の4組にやってきた。
ここに、鉄研に入りたいという藤川君がいるのか・・・。
「では、入るぞ!!」
コンコン(←僕が戸をノックする音)
「失礼しま~す。」
「浅間君。中1の教室に入るのに、『失礼します』は言わなくていいと思いますけど・・・。」
確かにそれもそうだ。
「黙れ!!この野郎!!」
な…なんだ!?いきなり罵声!?
「今、俺のスピーチ中だぞ!?先輩の俺様のスピーチを邪魔するとでもいうのか!?」
「・・・あなたは、生物部部長の吉川(よしかわ)先輩ですか?」
「そうさ。おい!中1の4組の生徒!!こいつが、クズの鉄道研究部部長さ!」
な・・・なにっ!?
「いいか、お前ら。絶対に鉄道研究部には入るなよ。入るなら生物部だからな。」
ちなみに、新入部員数でも、部活戦争の点数はつくらしい。部活によって1人あたりの点数はバラバラだけどね。
「ふん、この程度でいいわい。おい、鉄研。お前らも俺みたいに勧誘に来たのか?まあ、頑張るんだな!」
そう言い残して4組を出ていく吉川先輩。
「うっ・・・。ひどいね。」
「ひどいですね。」
「あの先輩、昨日は2組に来たんですよ。」
「そうなのか・・・。」
そうだ、藤川君、藤川君・・・。
「藤川君ってどこですか?」
一人の男の子が手を挙げた。あの子か。
「ちょっと廊下で話をしてもいい?」
うなずく藤川君。
「君が藤川君だね・・・。鉄研に入りたいって聞いたんだけど。」
「そうですね・・・。ほかに興味がないので・・・。」
「じゃあ、ぜひ、入ってほしいんだ。」
「あ・・・あと、ちょっと頼みがあるんですけど。」
「・・・ん?何、藤川君?」
「生物部を部活戦争で倒してほしいんです!!」
な・・・なんだって~!!
生物部って・・・毎年部活戦争ランキングでは1位を争っている部活じゃないか!!
「でも・・・なんで急にそんなことを?」
「さっきの先輩に腹が立ったんです!!だからっ!!」
確かに・・・さっきの態度は後輩に対する先輩の姿としてどうかと思う。少し、ぎゃふんって言わせてあげる必要があると思う。
「浅間君。ぎゃふんは死後ですよ?」
・・・なんで島波さんは僕の気持ちを読んでいるんだ?
「・・・それはおいといて、とにかく努力するよ。とりあえず、今日の放課後に会議をするから、部室に来てほしいんだ。頼むよ。」
「はい、わかりました。」
・・・これで今年の目標が決まった。
生物部・・・絶対倒す!!!