お昼の予約を入れてあったのは、前々から行きたいと思っていたペルセウス!
フィレンツェ名物のビステッカ・アッラ・フィオレンティーナという巨大ビフテキを
食べさせてくれるレストランです。マッシモたちと一緒だと、このようないわゆる
肉食人種向けのお店に行くのがはばかられることもあり、少々市の中心部から
はずれることもあり、評判は以前から聞いていたものの、行けずにいたのでした。
サンタンブロージョ市場からそこへ行く途中に、中心部でバスを乗り換えた時、
私達を待っていたのはこの絶景でした



!!

左端にサン・ジョヴァンニ洗礼堂、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のファサードと
そのうしろにはクーポラ、右端にジョットの鐘楼が迫り来るドゥオモ広場にて。やっぱり
何度行っても完璧な美しさに圧倒されます。中に入る時間がなくて残念でしたけど・・・。


そしていよいよお目当てのレストランへ到着! まずはサービスで出された前菜。
白インゲン豆をラードやローズマリーで
風味付けして煮込んだもので、これ自体
の味は多少塩味が濃いかなって感じですが、
下にあるトスカーナのパンがほぼ無塩なので、
ちょうどよい塩加減になるのです。
その10分後に真打ちの登場です。こんな風に
係りの人がテーブルの
わきに来て、切り分けて
くれるのですが、毎度の
ことで熟練しているため、
まさに目も留まらぬ速さ
でのナイフさばき!私も
夫もただただ見とれました。
どんな分野でもプロの方の
お仕事は溜息が出るほど
素晴らしいですネ。
こちらが1.2kgのフィレンツェ風ステーキの雄姿(2人前!)であります。焼き方をどう
するかとか聞かないんですね、本場では。この程度のミディアム加減が一番美味しいと
決まっているのでしょう。味付けも素朴に塩胡椒のみ。私も夫も黙々と(・・・と言うよりは
モグモグと?)無言で真っ向から取り組みました(笑)。地元で生産されるキアーナ牛という
体長3メートルにもなる品種の牛肉は、評判どおりとてもジューシーでした! もちろん
ペロリと平らげました。骨の部分についてたお肉もナイフでこそぎ落としたほど・・・。

とは言え、さすがの私達もかなりのマンプク度でした。実はこれより量が多い方の
ステーキをオーダーしようとしていたのですが、係りの方が私達の体格のよさを
目の当たりにしていたのにもかかわらず、小さい方をすすめてくださったのです。
イタリアではあまり遭遇することのない小さな親切に感謝しました。
その後、食後のコーヒーを飲み、自宅から隠し持ってきたバースデープレゼントを
夫に差し出しました。「いつから持ってたの?」と嬉しそうに包みを開けて出てきたのは
携帯電話なのですが、この件についてはまた次回に書きますね。
その日の午後に帰りの電車に乗り、楽しい2泊3日の旅が終わったのでした。