


建築家です。日本建築に多大な影響を受け何度も来日し、日本の建築界でも
20世紀のカリスマとして知られています。去年の秋に通訳としてご一緒した
安藤忠雄氏も勿論一目を置いていらっしゃいます。彼の手がけた建築物は
ヴェネト州に数多く点在しているのですが、その中でも特に有名なのがこの
ブリオン家のお墓です。通訳3日目に観光を兼ねた視察として訪れました。
ブリオンヴェガという電気製品メーカーの創業者であるブリオン氏の妻の
依頼で作られたこのお墓とそれが置かれた庭園は、トレヴィーゾ県北西部の
アルティヴォレ市の市営霊園に隣接しています。1969年に作業が開始された
当時に現場工事に立ち会っていらしたという元管理人のおじいさんの案内で、
通常は入場不可である瞑想のためのスペースやミサを行う集会所も見学する
ことができ、日本人設計士の皆様も大変に感銘を受けていらしたようでした。
私がここへ来るのは3回目だったのですが、いつもぬけるような青空の日に
当たっていることもあり、すぐ隣にある既存のイタリア式墓地との調和は
もとより、自然との調和がもたらすあたり一帯に漂う平和な空気で、心身共に
浄化される気がします。どことなく和の雰囲気があるからかもしれません。
今回初めて同じ敷地内にひっそりとたたずむスカルパ自身のお墓を見ることが
できました。交通事故死というのが定説になっていますが、仙台の某所である
階段の構造を念入りに調査中、まさにその階段上部から落下し、翌日に脳梗塞で
亡くなったというのが真実であると同氏の資料館担当者から聞いたことがあります。
さて今日、大急ぎで2回もアップしたのは、もしかしたらまた明日から彼のいる
山小屋に行くことになるかもしれないからで、そうなると多分来週の月曜日までは
更新不可能かもしれませんのでお許しください! ではとりあえず、ちゃおちゃお~!