海の近くに家を持っていた友達から昨夜遅くに
電話がありました。
「何にもないの」 の一言に返す言葉が見つかりません。
海の近くの家は全滅とわかっていても 昨日そちらに行ってきたと。
かすかな望みがあったと思います。
土台だけが残っていて 桜の樹 梅の樹 全部ダメよ、
紫陽花だけが少しあったわ どんな花が咲くかしら。
まわりはTVの画面と同じ あるのは残骸だけよ。
家が建っていても 中身が全然残っていない
ガラス窓が壊れて中のものが全部流されてしまっていると。
ガソリンは5時間待って17ℓだけよ。
これだけ話すと 疲れたわ お休みの言葉でした。
疲れた この言葉が心に重く残っています。
どのようにこの友の笑顔が戻るのだろうか。