自分が所属している会社で、5月からの仕事の営業を始めたようだ。

 

営業と言ってもスキルシートをパートナー社に提示して、そこで案件を充てがってもらうだけのことで、提案力などは必要としない「なんちゃって営業」である。

 

IT業界はこの手の企業が非常に多く、中間会社にマージンを引かれた安価で、ほとんどは土方的な仕事を請け負っている。

二次請けならいい方で、四次請け五次請けも当たり前。当然、売り上げと従業員の給与も安くなる。

IT土方を生業とするIT企業という名の人材派遣会社である。

 

そんな会社において60才超のエンジニアに人権はない。

スキルシートの年齢を50代にさせられ、生まれ年や干支などをサラッと答えられるようにしなくてはならない。

自分は今回は57才になったので、4才ごまかしている。

 

どんなに優秀な人材であっても在宅勤務であっても、年齢でスルーされるというのが実情だ。

今の時代、人にもよるが、65才までは受け入れてくれてもいいと思うのだが。

 

この状況を打破するのは、派遣ではなく請負業務を受注するか、顧客からオファーをもらうしかない。

しかし、オファーをもらってもタイミング合わなければ受けることができない。

実は今回も3月末に4月からの案件でオファーをもらったのだが、時期が合わずスルーした。なかなか難しいもんだ。

 

さて、自分に納得できる案件の打診があるか判らないが、今は5月からプータローという前提で過ごしている。

運が良ければ1年後にまた今の職場からオファーがもらえるという皮算用があるのと、自分で新しい形での営業を試したいという気もあり、悲壮感は2%ほどしかない。

 

この先のストーリーがどうなるかちょっと楽しみでもある。

 

 

今日の画像は、ニンジンを抱いて寝る茶トラ猫。

猫も抱き枕を使うのだろうか?