ルック車について説明したい。
僕も最初はシティサイクルしか乗ったことはなく、自転車が壊れていることもあって安易にAmazonでポチった。そのときのことを書いていきたい。
今までオンボロのシティサイクルしか乗ってこなかったために、ルック車といえどもクロスに近い形状を取っており、重さも12kgと比較的軽かったためにやはり速かった。そして軽かった。2万程度でこれほどのパフォーマンスを発揮できるのであればシティサイクルなどいらないのではないか、ホンキでそう思ったほどだ。
デザインもチープな割に重厚感があって好きだった。何かと理由をつけては自転車に跨いで出かけたものだ。
コスパという点では非常に優れていると思う。今までシティサイクルしか乗ったことがないという人がちょっとおしゃれで通学用、通勤用に購入したいというニーズには適している。
*注意点としてはもしAmazonなどで購入した場合、多くの場合は70%完成状態で送られてくる。フレームから前輪が外れており、サドルとハンドル、ペダルが取れている状態だ。そしておそらくその説明書はクズみたいな物が送られてくるのである程度は組み立て技術が必要だということは留意しといてもらいたい。これはルック車に限られたことではない。僕は器用な方ではないけど、工具いじりは昔から好きだったとうこともあって大した苦労もなく組み立てることができたが、苦手は人には蕁麻疹がでてしまうレベルかもしれない。決して難しくはないが。
実はこの僕が購入したルック車は不備が多かった。格安のAmazonで売られているものは多くがそうであるが、とにかくクソみたい性能のものが多い。
幸い、僕が買ったものはそこまで粗悪なものではなくて上で述べているように、シティサイクルではありえないレベルの加速、軽さを体験することができて、スポーツサイクルというものを感じることができたと思っている。
しかし、ブレーキには苦労させられた。
前輪のとりつけの時点でも調整に苦労したが、初期でついていたはずの後輪のブレーキがとにかくダメだった。
どう考えても最初から欠落があったとしか思えない。
おっちゃんには以前からお世話になってるし、正直、適当を言っているようには思えなかった。というかおっちゃんが指摘した場所は素人目でもなんか不自然な構造だった。
メーカーの保証などもあったのだがこの段階ですでに僕の中で何か熱が切れてしまった。
一瞬このまま修理しないで置こうかとすら思ったが、せっかく買って、うれしくて鍵を始めとしていろんな物を集めて、メンテナンス用品まで購入したことを思うと、「ならもういいです笑」の一言はでなかった。
結局、僕は申し訳なさそうにしてるおっちゃんに5000円払って新品のブレーキと交換してもらった。
ブレーキを交換したあとはルック車は十分にその性能を発揮してくれた。
それでもロードがほしいと思ってしまった僕はコイツを手放すことにした。
格安で友人に譲ることにした。
修理までしてメンテをしっかりしてきたものだし、決して高価なものではないけれど、実家で埃かぶるよりは誰かに使ってもらいたいと思った。