こんにちは
以前、記事にも書きましたが、相変わらず産後抜け毛がひどいです
いつまで続くんだろう、とネット検索したところ…ピークは産後6ヶ月とのことしかも産後1年くらいまで続くこともあるとか
…今ピークじゃないの??
これ以上ひどくなるとか…本気でハゲるぞ?もともと猫っ毛で髪の量少ないのに。
旦那さんに「ハゲたらどうする?」と聞いたら食いぎみで「無理。離婚。」と言われました
(笑)
※ここから先は過去の振り返りとなります
出産時のことを振り返っています。
聞こえてきた救急車のサイレン。
「救急通報された方ですかー?」
拡声器で呼びかけられて、旦那さんが車から降りる。サイレンが止まって、車の前に救急車が停車しました。
後から聞いたら、救急車2台、消防車1台きてたそうで…本当に人騒がせで申し訳ない
後部座席のドアが開く。
「お母さん、もう大丈夫ですからねー!」
救急隊の方の声に心底ホッとする。
「ちょっとみますねー。」
救急隊の方が確認後、「発露です」と他の方に報告。後から調べたら、発露とは赤ちゃんの頭が出て戻らない状態だそうです。間もなく全身が出る状態…本当に間に合ってよかった…。
「お母さん、今から救急車に移動するからね。お腹力入れないでね。」
座席と体の間に板が挟まれ、寝た状態のまま車外へ出て、そのままストレッチャーに乗せられました。そして救急車内へ。
(余談ですが…ストレッチャーの周りはビニールシートで囲んで頂いてたのですが、上はがら空きです。家の隣に専門学校のビルがあり、そのベランダにはそこそこ人が…。ばっちり上から見られてました)
「病院はどこですか?」
「○○病院です」
「今電話しますね。」
隊員さんが病院に電話して今から向かうことを告げる。その間に私は手に血圧や心拍を計る機械をつけられました。
「今から病院向かいますからね。旦那さんも車で病院向かってもらうから。なるべくお腹力入れないで、病院まで我慢できそう?」
病院までは救急車なら多分10分もかからないはず。「はい」と言いかけたところで…
今までよりも大きな波。とても我慢できそうにありませんでした。
「む、無理!無理!」
もはや、大きな声で叫ぶことしかできず…
「わかりました!じゃあここで産みましょう!」
途端に慌ただしくなる車内。酸素とか用意された気がします(この辺記憶曖昧です…)
「お母さん、すみません、服めくりますね。下着も切ります!」
「もういいですよ!いきんでください!」
そう言われた直後。
お尻がビシャーっと濡れる感覚があり、その一瞬後にぬるんっと出る感覚。
「…あー!あー!」
18時33分、娘、救急車の中で誕生。
「お母さん、産まれたよ!赤ちゃんちゃんと泣いて息してるからね、大丈夫!」
隊員の方が赤ちゃんを見せてくれる。
…産まれた…産んだんだ…。
私のその時の感情は…ほぼ無の境地
やっと会えたね、とか思って感動して泣くのかなと思ってましたが…展開早すぎて気持ちがついていかず。救急車内だし、旦那さん近くにいる訳でもないし、なんならコート着たままだし(笑)でも、とりあえず泣き声が聞こえて良かった、と思ったことは覚えています。
「赤ちゃん、苦しくないように酸素つけますね。」
「お母さん、これから胎盤出すからね、お腹押しますよー。痛いけど我慢してね」
お腹グリグリ押されて、これが結構痛い。思わずイタタタと声が出る。
胎盤が出たところで、救急車が動き出し、ほどなくして病院に到着しました。
先生と助産師さんが車内へ。赤ちゃんと私の状態を軽く確認し、そのままストレッチャーで分娩室へ運ばれました。
分娩室に行く途中のエレベーターで救急隊の方に「おめでとうございます」と言われました。その方も、つい最近お子さんが産まれたばかりだそう。「ご迷惑おかけしました」と言うと、「2人とも無事で良かったです」と笑顔で答えて頂き、嬉しかったです。
分娩台にあがって、病院の服に着替えました(確か寝たまま着替えたんだけど…どうやったんだろ?)。ここでやっとコートを脱ぐ(笑)
私は点滴投与、赤ちゃんは呼吸を安定させるため助産師さんが酸素を手で送ってくれていました。
その後は、裂けた部分を縫ったり(あまり痛くはないが、チクチクしてものすごい不快感)、赤ちゃんは体をキレイにしてもらって、呼吸?か心拍?のモニターをつける。
私の処置が終わった時点で、旦那さんが分娩室の中へ。
「お疲れ。両方の親に連絡いれといたから」
「あ、ありがとう。」
旦那さん、赤ちゃんが寝せられている所へまっしぐら。そしてそこから動かない(笑)
助産師さんが入ってきて、初乳を与えることに。胸の上にのせられた赤ちゃん、小さいのにちゃんと吸ってて…やっと、産まれた実感が沸きました。
両方の家族からもおめでとうとの連絡が入りました。実家の母は本当にびっくりしてました…そりゃ、昼にまだまだとか言って夜に産まれたって報告受けたら驚くよね(笑)
赤ちゃんの呼吸がなかなか落ち着かず、一度保育器に入れることに。その間に旦那さんに飲み物と夕ごはんを買ってきてもらう。
この時、買ってきてくれたご飯がなぜか納豆巻きとファミチキいや、好きだけどさあ…この疲れた体にファミチキて!(笑)心の中で突っ込んで納豆巻きだけおいしく頂きました(笑)
あ、結局買ったペットボトルストローは出番がありませんでした
その後、私のバイタルチェック、赤ちゃんの血糖値などの検査をして問題ないことを確認し、病室へ行くことに。無料の個室が空いてるとのことで、その部屋にしてもらいました。
「赤ちゃん、今日から同室できますが、どうしますか?新生児室でお預かりもできます」
「あ、じゃあ今日は新生児室でお願いします」
今日、同室してもな…何していいかわかんないし…
部屋に行く前に、旦那さんにもう一度赤ちゃんを見せてもらい、やっと病室へ。
既に22時過ぎていたので、少しだけ話して旦那さんは帰りました。
私は助産師さんに付き添ってもらってトイレに行ってから就寝。
が、やっぱり興奮してるのか、少しうとうとするくらいで翌日の朝を迎えました。
出産当日の記録は以上となります。
陣痛開始から3時間ほどの、超スピード出産。初産なのにね…。
病院や旦那さんや救急への連絡、あと少し遅れてたら…と思うと今でもゾッとする思いです。
15時の時点で、すぐに病院に電話して、指示をあおげば良かったです。救急車が出動する事態にまでしてしまったことは、本当に周りの方全員に申し訳なかったと思います。と同時に、感謝の気持ちでいっぱいです。
無事に産まれてきてくれた娘にも、本当に感謝しています。
後日、助産師さんに、私の連絡が遅かったですかね…?と聞いたところ、「確かに15時の時点で連絡もらえたらベストだったけど、17時に連絡貰った時はまだ10分間隔だったし、さすがに初産でこんな急激にお産が進むことは、私達でもあんまり予想できない」と言われました
私の出産は稀な例だと思いますが、結果的に母子共に健康だったから良かったものの、一歩間違えれば取り返しのつかない事態になるところでした。本当に、出産は何が起こるかわかりませんね。こんな例もある、と思って頂ければ…。
この後は、産後の入院生活などについても書いていきたいと思います
今日も読んで頂き、
ありがとうございました