①のつづき
毎日、エアリンガスのサイトでキャンセル便リストを確認の日々。
アイルランド政府首相はじめ、各首脳陣も
「早く再交渉開始して解決しろや〜」(簡単にいうと)と求める声明を出していました。
だって、6/26から労働争議行動を開始するっていう意味は...
夏休みのスタートとめちゃバッティング
なわけですよ。
ってことは、超大繁忙期に突入するわけです。
エアリンガス側に賃金値上げを同意させるため、敢えてこの時期を組合側は選んだとも言えるでしょうね。
メディアも政府首脳陣も
「年に一回のこの夏休みホリデーのために一生懸命働いて、計画を立てた客のことを、双方全く考えていない!」
「この時期、アメリカからのインバウンド客が来られないということは観光業だけでなく、飲食・小売・サービス産業に大打撃」
その通りです
去年8月にチケットを購入して、ずーっとずーーーーと帰国を楽しみにしていた。
ライアンエアで8年間、CAをしていた同僚は、
「もうさぁ、15、6パーくらいの賃金値上げで手打ちにしたらええやんー」
と言っていました。
ちなみにニュース記事によると、エアリンガス経営陣は昨年66パーセントの賃金値上げ率だったとかなんとか
現在、エアリンガスのシニアパイロットの年収は250,000ユーロ(日本円にして年収3000万くらい)
だそうです。
庶民にしてみたら、どっちも想像できない額なので、どっちが悪い、もう十分もらいすぎだ!といったコメントは控えます
いち客からすると、どっちからも、もう引き下がれない、「ごめんね」って言えないような子供のケンカみたいに見える
6/25、双方が個別に労働裁判所に出向き、会合を行ったけど、この時点で双方解決に至らず、エアリンガスは7/1、2のキャンセル便も追加で発表し、キャンセルは270便にのぼっています。
通告のあった6月26日午前0時1分から、予定通りパイロットによる「労働争議行動」が開始されることになりました...
つづく