好物はいちばんさいごに腹のなか(バンブーコミックス Qpaコレクション)
蔓沢 つた子(著)


一冊まるごと猫耳パラダイス!!

ケモ耳好きの私としては外せない作品でした!!!

ちるちるの作家さんインタビューで試し読みした時から「これは絶対ハマる!」と確信してたんですo(^▽^)o

猫耳がモフモフしてるのも可愛いし、尻尾の動きも可愛いし、やっぱりケモ化は最高や~!!!
右を見ても左を見ても猫耳な世界・・・
そんな世界に住みてぇ~~(*´Д`)=з
自分の猫耳姿は死んでも拝みたくありませんが、可愛い男子やカッコいい男子の猫耳はマジで眼福だと思います。

男でも妊娠・授乳できる世界とか、発情フェロモンとか、ファンタジー的な設定が熱すぎて非常に萌えました。


表題作の「好物はいちばんさいごに腹のなか」をはじめ、同じ世界の猫耳カップルが3組でてきます。
どのカップルも可愛くてエロいんだけど、私はやっぱり「メインクーンの純血×雑種」のメインカプが一番好きでした(´∀`)


しかし今回の受け・・・今までで読んだBLの中でも、かなり危なっかしい思考の持ち主だと思います(爆)


孤児で身寄りのないカズイは、「どうしても子供が欲しい!」と子種目当てで街行く男性に声をかけています。

そう・・・子種目当てです。

金目的でも恋愛目的でもなく、子種目当てです。

カズイは、「自分なんかを大切にしてくれる人がいるわけない。」と、誰かに愛されることを諦めているので、あくまでも子種目当てなのです。(大事なことなので何度も言いました。)
子種さえくれれば、あとは独りで産んで育てるから認知もしてくれなくて良いよと。
 

なんつーか・・・・・・
もっと自分のことを大切にしろ!
と叱りつけたくなりました。

 
カズイは施設育ちなので、自分が親の愛情を得られなかった分、子供にはたくさんの愛情を注いであげたい。
だから早く子供が欲しいと強く願っています。

う~ん、気持ちは理解出来るよ。
カズイなりに幸せになりたくて頑張ったんだろうけどさ・・・

素性もわからないような男とホイホイ寝てエイズにでもなったらどうするの!!
病気になったら元も子もないんだからね!


と、「お前はカズイの母ちゃんか。」ってぐらいハラハラしましたよ
(´Д`;)
 

攻めのノアは初対面からカズイにベタ惚れで( ´艸`)
自分の好物を与えて餌付けしたり、カズイのことを「可愛いなぁ~。」って目線で見つめていたり、とにかく好き好き光線が凄いw

周りにもバレバレですが、カズイは全く気付いていません。
可愛くて素直で家事も万能なカズイにどんどん惹かれていくノアは、カズイが子どもを欲しがっていることを知り「じゃあ俺の子供を産めばいいじゃん。カズイも子供も大事にするよ。」と告白。
「絶対孕ませてあげるから、頑張ろう。」って、ぇぇぇええエロいわーーー!

エッチシーンはめちゃエロいです。なんというか、汁気がリアルでした・・・←


しかし無事に種付けも成功しそのままハッピーエンドとはいきません。
産婦人科からの帰り道、カズイがノアに放ったセリフが、
「俺なんかに種付けしていただいてありがとうございます!
1人でも頑張って育ててみせますから!!」

ですよ。

ノア撃沈


の、ノアーーーーーーーーー!!!!!!・°・(ノД`)・°・



愛を伝えるためのエッチが、たただの種付けエッチだと誤解されててとても不憫でした。

その後、ノアは再度カズイに告白し無事に結婚。
3人の子供に囲まれ幸せな家庭を築くことができました。
よかったよー・°・(ノД`)・°・


しかし結婚してからもカズイの天然(?)っぷりは健在で・・・。
ノアが、「種付け目的じゃないエッチがしたい。」と言ったら「ノアさんとしたら、また妊娠しちゃうと思うんです。」と、
避妊具の存在なぞ1ミリも思いつかないご様子。

今までの男性とは種付け目的でヤッていたので避妊具を使ったことがなかったのです。


ノア激おこ(そりゃそうだ)

しかしカズイに「ごめんなさい。でもあの頃は幸せになりたくて必死だったんです。」と泣きながら謝られたらノアもそれ以上怒ることができず、とりあえず今の幸せを噛みしめてエッチに突入。

とりあえず、めでたしめでたしでした(;^_^A

いやもうホント、カズイが二度と思い詰めた行動をしないように、ノアにはしっかりカズイを愛して欲しいなと思います(;´Д`)ノ
 
ということで、その後の2人が見たいので続編希望ーーー!!!