今日は、「わらしべ長者」がふと気になったので、①どんな話だったかと、②それについての私の考察を書く。



①わらしべ長者ってどんな話だったっけ?


わらしべ長者

物々交換しながら少しづつ富を得ていく、ある若者の不思議で楽しいお話。

本文

むかしむかしの おはなしです。
びんぼうな おとこが かんのんさまに おねがいしました。
「おかねもちに してください」
すると、そらから きれいな こえが きこえてきました。
「いちばん さいしょに みたものを たいせつになさい」

かんのんどうを でたとき おとこは ころびました。
めのまえに わらしべが おちています。
「ありがたや」
おつげどおり それを もって かえりました。

ぶーん。
あぶが とんできました。
おとこは わらしべに あぶを くくりつけました。

こどもが うらやましそうに みています。
「あげようか?」
「ありがとうございます。これを おもちください」
おかあさんが おれいに みかんを くれました。

しばらくいくと しょうにんが たおれていました。
「のどが かわいた」
「みかんを たべて ください」

しょうにんは げんきに なりました。
「おれいに きれいな ぬのを さしあげましょう」

ひひーん。
むこうから きた うまが とつぜん あわをふいて たおれました。
「おはかを つくってやる じかんがない」
おさむらいさんが こまっています。

「わたしが ひきとりましょう。かわりに これを どうぞ」
おとこは ぬのと うまを こうかんしました。

引用元(わらしべ長者のYouTubeもあり)


②なぜ若者はわらしべ1本で長者になれたか。

▪️観音さまのお告げをきく、素直さ。

▪️「わらしべ」に「あぶ」をくくりつけるという、最初のアイデア。

▪️目の前の相手のニーズを汲み取る力。

▪️自尊心(自分の現実を認めているが、卑下はしていない)



ここで、若者の性格が2タイプのどちらかだと推察できる


1)頭の良いタイプ

目の前の相手が何を欲しているかを見極めて、自分の持っている物が適していると判断し、交換する。物の価値は人と状況によって変化することを知っていたのではないか。自分の夢「おかねもち」に一心に努力する。



2)とにかく優しいタイプ

目の前の相手が何を求めているかがわかる。相手を喜ばせたい気持ちがある。自分の持っているものを渡せる余裕がある。余裕があるから物に執着心が無い。結果として、感謝の品をもらう。その感謝の品が、行動を起こす毎に、社会的に価値のある物に変わっていった。自分の夢「おかねもち」にはとらわれず、自分が今できる最大限の行動を積み重ねていった。



うん、面白い🤩

2の方が世論人気はありそう🤣👍2は人を巻き込む力がある。ゴールも変化してワクワクする。

1は戦後のリーダーみたい。己の力と才能でいくワンマンに感じる。





私は“わらしべ長者”と“坂本龍馬”が重なった。


坂本龍馬の名言をひとつ紹介する。


英雄豪傑とは、老獪と純情の使いわけのうまい男をいうのだ。」


「老獪(ろうかい)」とは、「いろいろな経験を積んで、悪賢いこと」。 ずる賢い態度や行動をとる年長者に対して使用するため、褒め言葉として使うのは控えた方が無難です。

(ろうかい)意味の引用元




歴史は面白い。
時代は変われど、人の本質は変わらないから。





夢への最短ルートは、

夢すら忘れて、目の前のことを楽しんだり、

目の前のことにひとつひとつ努力することなのかもしれない。きっかけはいつも【人】が運んでくる。そして人の【才能】は、人の数だけある。




(ジブリが好きだ。ジブリ設立の裏話も面白い。)


おしまい。