⭐︎2023年10月に不貞発覚

⭐︎2024年4月に離婚協議開始

⭐︎家族構成

アラフォー夫婦

子供2人(小学生と保育園)


※夫と呼ぶに値しないので、このブログ内では被告人と呼ぶこととするW

(特に裁判はしていません)



早朝。
1人だけ少し早起きしての、貴重な1人時間。

しばらくすると被告人が起きてきてしまった。
リビングに入るなり、
「子供達まだ寝てるから、今少しだけ
いいかな?」と言ってきた。
テーブルにつくと、被告人が話し始める。
私はほぼ聞いてるだけ。

被告人
「私ちゃんの気持ちはもう、ほんとによく
伝わってるから、そこは安心してね。
離婚を言われてからのこの数日間は、どうに
か挽回できないかなとか、別の形で償えない
かなって考えてたんだけど、今はそれがもう
絶対無理なんだなってよくわかってるから。
◯日、離婚に向けて話をしよう。」

「わかった。」

被告人
「この1週間、ほんとにさ、ほんとに精神的
にしんどくてさ...もう人生やめたいと思う
くらいにさ。
でも私ちゃんはこれまで1人で、俺達の前や
仕事中は笑顔を作りながら、ずっと苦しんで
耐えてたんだなって思ったら、俺の苦しみ
なんて大したことなくて、ほんとに申し訳
なかったなって。
普通はさ、相手の不貞がわかった時って、
なんで?相手に本気だったの?私のこと
何だと思ってるの?相手は誰?いつから?
とかってガンガン詰め寄って全部聞き出そう
とすると思うんだけどさ、
私ちゃんそこらへん一切聞いてこないよね。
だから、私ちゃんにとっては、俺が不貞を
してしまった背景とか本当にどうでも
よくて、この行為をしてしまった時点で
もう終わりなんだなってことが、
よくわかったよ。
本当、こんな言い訳最低だけど、性欲が
満たせれば誰でもよくて、真剣に付き合って
たとかではないんだ。なんでこんなバカな
ことしたんだろうって思うけど、その時も
ずっと家族が一番大事だったし、信じて
もらえないだろうけど私ちゃんのことも
ずっと愛してた。それは、今もだよ。
だから...もちろん離婚に向けての話し合い
には納得してるし、もうぶり返すつもりは
ないんだけど、私ちゃんが万万が一でも、
やり直してもいいっていう気持ち
が湧いたら、その時は、そんな奇跡が起こっ
たら、教えて欲しいな。

後半は被告人、半泣きで話していたが
全く心が動かない。

やり直したい...?その可能性は皆無だな。
私、ひとまず静観して無言。

被告人
「ま、ごめんごめん。こんなこと言われて
も困るよね!もう、ぶり返して私ちゃんを
苦しめたくはないし、もう離婚っていう
覚悟は決めたから、安心してくれていい
から。はやく体がよくなってもらいたい
しね。
最後に言わせてほしいんだけど、私ちゃん
は、俺にとって最高の奥さんだったよ。
俺にはもったいないくらい、本当に魅力的な
女性だよ。
頭が良くて、仕事も頑張って、大きな案件も
成功させてたし、昇進も順調にしてるし。
それに、きれいな大人の女性になったよ。
だから、なんとか見劣りしないように、
気づいたらいつのまにかせいいっぱい
虚勢をはってた俺ができあがってたね。
私ちゃんは出会った時から、ちゃんと俺の
良いところをひろってくれて、評価して
くれてたのにね...
なんか、不貞はもちろんなんだけど、
今までの俺の器の小ささも、全部含めて
ごめんなさいだなと思って。私ちゃん、
こんな卑屈な俺のそばにいて、きっと
息苦しかったんじゃないかな。」

そうだよ、息苦しかったよ。
私は、お前の卒業大学とか勤務先とか、
そんな外形的なことには気にしてなかった。
お前の、綺麗な心や謙虚で勤勉なところ、
価値観が似てる(と思ってただけだった
けど笑)ところに惹かれたし、ちゃんと
尊敬もしてたんだよ。

だけどお前はどんどん卑屈になっていき、
それと裏腹に自尊心も高まって行ったん
だよ。だから私はお前の自尊心を傷つけ
ないようにいつも気を使ってたし、
ちょっとしたことでもさすが!と持ち上げ
てきた。
私の昇進や給料アップの度に、なるべく
気づかれないようにしてた。


「そんなことないよ。
今までほんとにありがとう。
離婚に向けての話し合いも、気持ちを固め
てくれて感謝してるよ。」

せいいっぱい、穏やかな雰囲気で応答した。

思うところはあれど、私にとっては
これまでを省みる話し合いは一切不要。

必要なのは今後の離婚に向けてだけ。