はたさん①
つづきです。

リビングのテーブルに完成した料理を並べました。

いただきま~すニコニコニコニコ

さてさて~
カレー粉で作ったカレーはどのくらい美味しいのかな~ブルー音符ブルー音符
(小麦粉の入れ過ぎで若干白い気もするが)

とワクワクしながら口へ運びます。






………味がしない……??

というか……

小麦粉の味……??

はたさん…調理師だよね??

これって…
美味しいの宇宙人くん??

これが「美味しいカレー」というものなの…?

ちらりとはたさんを見ますキョロキョロ
はたさんは何も言わずにもくもくとカレーを食べていました。

すみません、私このカレー苦手っすショック

そんなこと言えるわけもないので、渾身の力で白いカレーを完食しました宇宙人くん宇宙人くん

食事をしながらはたさんとお話してましたが、あまり会話が続かないしカレーも……なので、もくろーは

(もう帰ってくれないかな~)

と考えていました。

食事が終わり後片付けをしたところで、帰るかな~と思いきや

はたさん
「なんかお酒飲みたくなっちゃったなぁ~
お酒ある??」

え?なんでお酒飲むの??
帰ろうよ~ショボーン

もくろー
「私、お酒あんまり得意でないんです(本当)
甘いのならありますけど…」

はたさんはそれでもいい!というので、フルーツの甘いお酒を出しました。
これを飲めば帰るかな~と思って、小さめのグラスに出しました。

なのに、まぁ~ちびちび飲むこと!
ちびちびやるお酒じゃないだろ(笑)

なぜか私にもお酒を進めてきましたが、私ははたさんを駅に送る使命があるのでお断りしました。
なのに、はたさんは

「いいじゃ~ん」

しつこいな……ショック

思わず私はうなだれてしまったんです。

そしたらはたさんが私の頭を撫でてきたんですよ宇宙人くん


はぁっ!?

とガバッと顔を起こしてはたさんを見るとニヤニヤしながら私を見ていました。


あ~もう無理無理!

家に来てもらうということは、やはり「そういう」のもアリだと思われたわけですね。

いや~無理っす
波田陽区だし

我慢の限界にきたもくろーはそそくさとはたさんを駅まで送りました。

その後も何度かまた私のアパートで料理したいみたいな内容のメールがきましたがスルーしました。
家もバレちゃったから、勝手に来られたらどうしよう…ショボーンとちょっと不安でしたが、それも大丈夫でした。

これにて
はたさん  完

教訓
「食べ慣れたカレーが1番美味しい」