◆血圧 180 !!
穿刺の瞬間の地震発生の恐怖から始まった昨日の抗ガン剤投与の初日
副作用軽減の点滴が2つ終わって、いよいよ抗ガン剤達の出番です
抗ガン剤の投与が始まって、5分おきに3回のバイタルチェックの開始。
バイタルチェックはヒヨコさんの担当。
5分後
酸素濃度: ◯ ←オキサリプラチンのショックはコレ
体温: ◯
血圧: 140
私: 「血圧が高いね〜 いつも120いかないよ」
10分後
酸素濃度: ◯
体温: ◯
血圧: 160
私: 「ん… まさかショック症状か」
15分後
酸素濃度: ◯
体温: ◯
血圧: 180
私:
これにはさすがに記録係の先輩看護師さんもビックリ
またもやアナフィラキシーショックの発生か?と慌ただしくなりました…
先輩看護師さんがチェックすると、血圧計の取り付けを逆にしていたようです(笑)
正しく取り付けて再計測すると116
ホッとしました
ヒヨコさんが怒られそうな雰囲気だったので、私の昔話を披露しました(笑)
むか〜し、むか〜し、今から40年前、
私がピュアな高校生だった頃、
とある女子高の学園祭に行きました
赤十字クラブの催しで血圧測定をしていたので参加してみたところ、なんとその頃の機械式の血圧計を振り切ってしまい測定不能!
(機械の最高値が180だったのか200だったのかは不明)
一緒に参加した友人達は問題ありません
帰宅して夕食時に両親に教えたら「大変だ!」と翌日に病院に連れて行かれました
病院で計測したら問題なし
時間を空けて何度か計測しても問題なし
再現しないので、お医者さんが問診を始めました。
「計測前に何を食べましたか?」
「計測前に階段を登りましたか?」
「計測前に…」
と、たくさん質問されましたが
ピンとくるような回答が無かったみたい。
困ったお医者さんは
「計測してくれた女の子は可愛いかった?」
と質問してきました。
私: 「ハイッ」
その答えを聞いて、お医者さんはさっき計測していた看護婦さんよりも若くて可愛いと思われる看護婦さんに血圧を測定させました…
結果、数値は160オーバーまで急上昇(笑)
医: 「純粋なんだね〜 若いね」
自分は意味が分かっていませんが、背中に感じる両親からの負のオーラ
帰宅してから「あんなに恥ずかしい思いをさせて」と叱られ、血圧が高くなった原因も教えて貰いましたとさ…(笑)
この話はこれで、 どっとはらい
この昔話を披露した後に、
「ヒヨコさんが若くて可愛いかったから、
また血圧計を振り切ってしまったのかも〜」と場を和ませました〜
この話がナースステーションに広まったようで…
その後に血圧測定する看護師さん達が…
「ハイッ、1××で正常です。」
「ポンポコさんは私にはトキメキを感じていないみたいですね!」
と、ツッコミを入れていくようになりました
こうして、地震あり、血圧異常ありの19回目の初日がバタバタと過ぎていったのでした