先日関東ではたくさんの雪が降ったようですが、逆に山形では雪が少なくて有難いけどなんか物足りないし
スキー場や農家さんが心配です。
子育てと自然はままならないなー
おうちゃんは我が家に来て3年が過ぎたとはいえ、初めての里子ちゃん。
実子を育てるのとは違う心の筋肉を使っているので暗中模索の日々のペーペー里親ですが
光栄なことに「先輩里親」として
里親研修に呼ばれてお話させてもらうことが増えました。
恐らく、里親サポーター(里親の相談にのったり手伝いをする)もしているのでお声がかかっているのだと思います。
先日は児童相談所の児童心理なども専門にしている方(以下先生と書きます)との同席でした。
途中より、先生から私へのインタビュー方式になったのですが
「おうちゃんは実母さんとの交流後の様子はどうですか?」
と聞かれ、特に変わった様子はないけれどあまりそれについて話することはなくなりましたと答えました。
先生は
「あー、もう全て理解していますね」
と言うので
「えっ…?」
と唖然としていたら
「理解したうえで、どちらについたらいいのか漠然と不安になってますね。もしかして里親さん(私)は実の家族に対して申し訳ないという気持ちでいますか?」と言われたので
「はい、罪悪感は常にあります。」
と答えたら
「里子を大事に思いすぎるのも当たり前、里子が実母よりも里親に懐くのも当たり前なので遠慮せず何も考えず大事にして言葉にもどんどん出してあげてください。ここはあなたのお家、とはっきり言ってあげてください。」
と。
「おうちゃん大好き。おうちゃん大事。」
と毎日口には出してはいたのですが
私の心の中の迷いもおうちゃんは感じていると………。
他の里親研修の方達を前に涙が止まらなくなってしまいました。
私自身もおうちゃんがいつか居なくなることに対して不安で心はいつも泣いていたことにその時自分で気がつきました。
終了後
「研修なのに私自身のカウンセリングのようなものになってしまい申し訳ありませんでした…」と謝罪しました
(皆さん優しくて、それが良かったですと言ってくださいました)
それと里親研修会(既に里親になっている人達)で社会的養護の子どもたちの心理の話を聴きに行ったときのことです。
話が終わり質問コーナーのときに
「強く怒っている自覚はないのですが、何かを注意したりすると『ママ、ごめんね、ごめんね』とすごく謝るのが気になります。」
と質問してみました。
講師の先生は
「10ヶ月の赤ちゃんのときから育てていて、そんなはずはないと思うかもしれませんが、『また別なところに自分がやられるのかもしれない』という不安があるんだと思います。」
と
おうちゃんがもやっと不安なのかなとは思っていましたがもしかしたら
「はっきりと不安」
なのかな…と思い知らされました。
これでは駄目だ…と研修会後に考えていたら、
ニコニコ笑いながら女性が近づいて来ました。
「私は70歳たけど同じ4歳の子育ててるのよ。うちも同じ同じ!深刻に悩まなくていいんだよ!」
「大丈夫だぁ‼」
と笑ってくれました。
その顔を見たら心の底から安心して
これまた涙が止まらなくなってしまいました。
ベテラン里親さんとはこういう人のことをいうんだよね
自分が結構思い詰めていたことを知り、すべきことを知りました。
防災用に買ったトイレ用テント。
おうちゃんの秘密基地になりました
トイレ(もちろん未使用ですが)で御飯作ってる…