みなさんこんにちは❗️いっちゃんです☀️

もうすぐ5月も終わり梅雨の時期に入ってしまいますね💦


さて❗️今日は「単数形のthey」についてお話ししようと思います❗️「they」と聞くと「三人称複数の代名詞」「『彼らは/彼女らは/それらは』って訳す」などといったことが連想されるかもしれません🤔 ですが、2019年の秋、アメリカの主要辞典「メリアム・ウェブスター辞典」(The Merriam-Webster Dictionary)の「they」の語義に、「単数形のthey」の新たな語義と用法が加えられました❗️「メリアム・ウェブスター辞典」の定義を紹介しながら「単数形のthey」についてみていきましょう❗️


「単数形のthey」には2つ用法があります✌️1つは、theyを単数形にも使って英語をシンプルにしようとする使い方です。例えば、

“Everyone can attend this event if they want.”

「希望者は誰でもこのイベントに参加できます」という意味ですが、主語は個々の人間を指すEveryoneという三人称単数形なので、本来の英語では、それに続くif以下の主語もheかsheという三人称単数形の代名詞を使うはずです🧐しかし、ここではtheyが使われています。これが「単数形のthey」の用法の1つです👍

三人称の代名詞には男女共通の単数形がないので、男性はhe、女性はsheと使い分けなければなりません🤨 上記の例文の場合、以前は「総称としてのhe」という考え方で「if he wants」と書いてOKとされていましたが、昨今は男女平等の観点から不適切とされ、he or sheあるいはs/heのように併記するのが当たり前となっています。しかし、この方法だと、英語で書いたり話したりするのに、he or she、his or her、him or herなど何度も反復表現を使わなければならないことがあり、実に不自然な英語になってしまいます😞

こうした不便さや不自然さを解消するために、それならいっそのこと、男女共通に使えるジェンダーニュートラルな三人称複数形のtheyを単数形として使ってしまおうという発想で生まれたのがこの使用法です😆メリアム・ウェブスター辞典ではシェークスピアやジェーン・オースティンなどもこの「単数形のthey」を使っていたことが紹介されています。

今回はここまで❗️次回は「単数形のthey」の2つ目の用法を紹介していきます❗️お楽しみに❗️