残すところ一か月。
歳を重ねるたびに思うけど、一年あっという間だなぁ。
少し早いけど、今年を振り返ってみました。
まず頭に浮かぶのは、東日本大震災ですね。
日本中が言葉にできないほどの悲しみに包まれました。
あんなに悲惨なできごとは二度と起きて欲しくない。
集団下校みたいにみんな連なって帰宅したり、スーパー・コンビニはもぬけの殻状態だったり…
これは本当に現実なのかなぁと疑いました。
8月に行ったボランティアのことをアップすると言ってそれきりになっていました・・・。
私もダンナ様も、去年初めて行ったクリネックススタジアム宮城をとても気にいって今シーズンも行けたらいいなぁと話してました。
震災以降、ますますその思いは強くなり、ボランティアとあわせて行くことにしました。
8月の段階ですでに、ボランティアの募集もだんだん減ってきていたのですが…
調べたところ宮城県の七ヶ浜町という湾岸エリア(ざっくり言うと松島の手前)の復興が遅れているとのことで、そちらのお手伝いをさせていただくことにしました。
まず驚いたのは、平地と少し高台になっているところで被害の有無が歴然としていること。
高台になっているところはほぼ無傷なのに対して、海面と同じ高さのところは民家の損傷が激しく、木や道路標識が倒れていたり・・・
津波の恐ろしさを痛感しました。
瓦礫の撤去など外での活動は募集を締め切っていたので、ボランティアセンター内のお手伝いをすることになりました。
具体的にはセンター内の掃除、ゼッケンの洗濯、炊き出しなど。
津波で流されてしまった写真をきれいに洗浄する、という作業をしている人もいました。
終わってみて・・・
あまり力になれず、かえって迷惑になってしまったのではないかという気持ちになったのですが、センターの方々も感謝してくださったし、自分もとても貴重な経験をさせてもらったので、よかったんだと思うことにしました。
多様な年齢層の方がお手伝いに来ていました。
一緒に掃除をした方は名古屋から来た学生さんで、大学の紹介で来たとのこと。
一週間ほど滞在して、いろんな地域のお手伝いに行くと言ってました。
以前にも何度か来たことがあるとか。
夏休みを利用してきた学生の方が多く、えらいなぁと思いました。
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職業がら、勉強も兼ねて仙台空港にも行きました。
空港内に復興の歩みが展示されてました。
もっとも被害が大きかったところの一つなのに、国内線は震災から一か月半ほどで運航を再開するなど、その復興の早さに驚かされました。
空港周辺の様子。
ここに家が建ち並んでいたとは思えない。
思わず涙ぐんでしまいました。
木の向こうは穏やかな海。
クリネックスで応援してきました!!
これから私たちにできることは消費。
そんなわけでビールもいっぱい飲みました。
仙台良いところ、いつか住んでみたいなぁと思っていたら現実になっちゃった。
あの時の、もし越してきたら「ここに住んで~、ここで働いて~」と考えていたものとはちょっと違うけど、当たらずも遠からずかな。
不思議ですね。
電車に乗っていても、職場でも、お客さんと話していても、いろんな場面で震災当時の話を耳にします。
実際、私が住むすぐそばの道も大きくひび割れていて未だ通行止めになっています。
もともと地盤がゆるく、被害も結構あった地域だそうです。
いつになったら通行が再開できるんだろう…。
よく、こちらに来ることに抵抗がなかったかと聞かれますが…
まったくなかったんですよね。
もともと好きな街だし、人はいいし、食べ物おいしいし。
冬寒いことだけがイヤ!
被災された人たちの声を直に聞くことができる、自分も一緒に頑張らなきゃって思うし、、、
考え方によっては貧乏くじひいちゃったという感じの人もいるのかもしれませんが、
私は今回のお引越しはありがたいことだったと思ってます。
根っからプラス思考なので。
でも、最終的に自分が帰る場所は東京だと思ってます!!
それまで、第2・第3の故郷を作るのもいいかな。
なんてね。
ほとんど震災の話で終わってしまった。。。
おやすみなさーい