10年以上前に旅行先で買った手袋。
レザーのこげ茶色、何だかミラネーゼになった気分だったのですが、
何の手入れもしなかったせいか、表面にシワが出来てきて・・・。
シワという言葉に現実味が加わり、これを着用する気になれませんでした。
しかも、親戚のちびっ子と出かけた際、
どうやら玄関前で手袋を落としていったようでした。
それに気付かずに帰ってきた時、玄関前に何かが落ちている。
ちびっ子が、おっちゃんの手袋だ!って
叫んだ その物は・・・・。
まぎれも無く、私の手袋。
しかも誰にも拾われていない・・・。
私の母まで、どこかのおっさんの落し物だと思ってたらしい・・・。
そんな男物っぽい手袋、いやいや おっさんの手袋ですが
捨てるのも惜しいし、かと言ってこの先身に着ける事も無いだろう。
何とかレディの手袋にしたくて
ダメ元でフェイクファーを縫い付けてみました。
グローブと洒落た呼び方をしたくなりそうでしょ?
ま、格安のフェイクファーなので、他と比べるとアラが出ます。
前までは手袋の長さが手首ギリギリだったので落ち着かなかったのですが、
ファーを付けたお陰で安心感が生まれました。
トプカピの豹柄ファーが付いたグローブを毎年狙っているのですが、
ま、当分我慢しようかと思っているところです。
乱暴に扱うとファーが取れてしまいそうなので、
嫌でも丁寧に扱うその姿は、まさにレディ。