朝になって、いつもの夜の薬を飲み忘れたのか、すっぱり起きれた。
隣にMくんが寝ていて、
私はあまり昨日のこと覚えてなかったけど、
「お腹、かなり良くなったよ」
Mくんが言って、何となく思い出して、
「私は酷いこと言った?」
そう聞いたら、
「言ってないよ。心配かけてごめん」
そう答えた。
お腹を触ったら、柔らかくなっていて、
前と違っていた。
咄嗟に
「ごめんなさい」
そう言ったら抱きしめて
「もう少ししたらキャンプ行けるからね、
暑いのが苦手でごめん。なのにエアコン嫌いでごめん」
私はきっと彼を責めたんだなって分かったから、
「ごめんね、私は人を心配したりすることに欠けていて反省する。でも本当に心配で、それを上手く表せられなかった。」
正直に、正直な言葉で謝った。
「僕はYさんにはもうソロキャンプして欲しくない。僕が行けるようになるまで待っていて欲しい」
「はい…」
なんだかとても、たわいない会話なのに、
深いところで他人と初めて話した気がして、
やっぱり大好きだ
心配の仕方が分からなかっただけ。
悪い病気だったら大変なのに無理して仕事に行くから、ほんとに心配で、
誰も私を責めてないのに、
私のせいでストレスが溜まると思いこみ、
自分でイライラしていた。
そうやって私は、勝手に自己完結して人を追い詰めたりしてきたことを恥じ、
気づき、
反省した。
悪い癖だ。
そしてやっぱり彼が大好きで、
「私、昨日のことあまり覚えてないけど、どんな風になって寝たんだっけ?」
って聞いたら、
セックスしてから寝た。
Yさんが上に乗っかるから、そしたらガス溜り治った。
そんなこと言ったから
笑った。
今日はゆっくりしよう。
起きてもうすぐに昼寝してる彼を見て、
心の底から愛おしいと思った。
最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。