世の中に、こんなにも合う人がいるなんて、

薬にまあ、慣れてきた私、若干鬱的に物事を捉えるが、そう実感する。



前の人はもう、殆ど忘れた。なんの感情もない。

私がいつ聞いたのか分からない音楽を思い出し、



職場の誰ともあまり話さず、

私だけの手帳を見て、仕事のミスもさほど無いが、

人として寂しく、



たまに解離してるのがわかる。

私はやはり変人だ。


客観的に見て確実にそう思う。



M君…。


出会った時私は既婚で、

今一緒にいることが不思議すぎて、

仲良すぎて、こんなにも心を許せる人に、



そして彼も私に全てを晒すように、



傍から見て自分自身不思議に思う。



まず喧嘩もせず、家事の分担もナチュラルに、

私が他人格になっても揺るがず、



1点の正しい道だけを私に伝える。


夕食は2人で作る。

洗い物は気づいたら、


それがスムーズで、女が家事をやる概念は彼にはなく、


常に私を

「手の届かない人妻」



と見ているのが分かるから、

今はあなたの妻と言っても、



そう簡単に人間は切り替えられない。


私は簡単に切り替えられる人間と知り、

優しかったり冷たかったり、

やはり色んな顔がまだあり、


変人極まりない。でもちゃんと自分、おかしいと分かってるから普通の真似事もまあできる。


きっと売上は落としてない。

本気で忘れてしまうことも、手帳に書きまくり、

何とか繋げている。



6月は花が咲かないのか、やはりガーデニングは苦手になり、


観葉植物を愛でる。


一人の人を愛している


それは本当に素晴らしい事で、

一人の人を本当に深く愛してる。離れられない。


なぜ彼なのかは分からないが導かれた。



記憶上、考えられないくらい彼を愛してる。

それだけが生きにくい世の中で唯一の救いであり、


生きる意味となっている。


どうして最初出会った時分からなかったの?



「Yさんは結婚してたからどうしようもなかったけど、中秋の名月のとき、絶対にあなたと一緒になりたいと、願いました。Yさんは、前の旦那さんと上手くいってないと言っていたのはテッパンネタとは思えなくて、周りもそう言ってたし感じていたから

でも何も出来ない自分が、


俺はどうなってもいい、俺を見てほしい」




1度私に差し出した、

スノーピークのシェラカップ、

それを訴えていた。



あの日のあなたの気持ちを思う。

あなたは何も悪いことをしなかった。



私も自分で生きる道を決めた。



薬に慣れてきた今、ボンヤリから少しハッキリに向かって、



愛してる



ただそれだけの事が、

ようやく今頃わかった私は、


また別の人間になっていた。あまり色々覚えてない。



それでも私の根源を見いだして道標を指さして、手を握ってくれる彼を、

一生大切にしたい。



明日はキャンプ。

何作るか迷う、今日の夕食も迷う、


それでも彼が提案してくれるから、私も前よりなんでも出来る。



薬の副作用が辛い中でも、

鬱が襲ってきても、



もう私はひとりじゃないこと、

大切にされてることに感謝して、


今日もあるもので夕食を作る。



フォトウェディングは、私がかなり歳上に映るがそれでいい。




最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。