たまにあの人を想って切なくなる。

これはアスペYの気持ちなのか……。



憎んでる私と、


あの人を大好きな私も居て、

心の中で話す。


「けいごくんが大好きだった。離れたくなかった」


あの人はあなたを傷つけたんだよ、

「多分今本当は辛いと思う」


私は彼が大好きなのに、勝手に涙が出てくる。


傷を受けたのは私なのに、アスペYは、いい事と、優しかった思い出しか見ていない。それとチャペルウエディングが出来たこと、それはけいごくんのおかげだった。



解離してく、私が弱くなっていき、


夕食の時

突然


「あの人が本当に困った時は助けても良いですか?


やはり1度夫婦になると、どうしても情が湧いてしまって、あんなに憎んだのに、気になってしまうんです。


ごめんなさい、あなたを大好きなのに、もう1人の私が強く出てしまって」




「僕は、ずっとYさんを見てきて、ちがう方になっている時分かります。

そして、全てのYさんを何となく把握しています。僕は、すべてのYさんに合わせて話をしているつもりです。


夫婦だったのなら、直ぐに忘れてしまうなんて、難しいの当たり前です。

けれど、僕は決して2人で会うことは許さないです。


本当に彼が助けを呼んだ時は、僕も行きます。


正直、彼には幻滅しています。

自分で自分の妻を、寝盗られた、と会社で笑いながら言って僕を無視したとき、男として終わってる、むしろ頭大丈夫か?未練タラタラだろうと思いました。


Yさんに、未練があるから僕に当たっているのをいずれ皆、本当に痛い、と思われてしまう、自滅していくのを防ぐ為に、僕は挨拶をしたり、仕事のことも受け入れました。


Yさんの気持ちはわかるし、まだ僕達は浅いけど、それ以上に密度があったと思う。


逃げないで僕を見てください。Yさんの人格交代は逃げから来ていると思います。医者じゃないから分からないけど、僕もそういう時あったから分かる、



けれども、Yさんがそう言うなら、僕も一緒に行って彼を助けます」



顔が真剣だった。

あの人が会社でそんなふうに言ってること知らなくて、


確かに馬鹿だなと思うと同時に、彼の気持ちを考えたらとても私もアホすぎる事を言っていることに気づき我に返った。




けれども意志とは裏腹に涙が流れるのを止めようとすればするほど涙が流れて、困ってしまって、



「泣きたい時はないていいんだよ、僕とのキャンプ、思い出してください。少しずつこれから時間をかけてもっと僕を好きになってもらうように頑張ります。


ずっとYさんに好きになってもらおうと頑張ってきてこんなふうになれた、僕は絶対に傷つけたりしないから、逃げないでください。


彼のように頭が良い訳じゃない、高身長でもない、

だけど、あなたを誰よりも幸せにする覚悟を持っています、僕の今までの行動を見てください」



それはアスペYに話しかけていた。

彼にはわかるの?



スケボーのテーブル……。。。


みんなでキャンプした時に、それがあったのを思い出した。



その集まりを壊したのも私だ。


彼は私に翻弄されたけど、コントロールは全く効かない強さをもっている。

意識的にはメイのコントロールは何もしていないはずだ。

むしろメイは消えたか??

よく分からない。



情緒不安定のなか、

とても愛おしい彼を、抱きしめて

「ごめんなさいありがとう」



その夜、私は色んなことを思い出した……。


彼を弄り倒しながら、

なにか私が本当に変わっていく、

いや戻っていく不思議な感覚に


アスペYが消えていくような、喪失感と、また違う誰かが戻ってくる、けれども心の穴を塞ぐものがなにかのパーツがはまるような、


心地良さに包まれた。


続きはアメ限に書きます。


ここまで読んで頂き大変ありがとうございます(_ _)